02/25 aiueo 01/01 かがみ 01/01 ゼルプスト殿下 01/01 かがみ 01/01 ゼルプスト殿下 05/10 かがみ
たかたにさんとこで盛り上がっていた あいつの話題。要するにごきちゃんですね。不気味に動く触覚、脂ぎった体、 陰険な眼差し、俊敏だが不快な動き、追いつめたと思った瞬間どんな狭い場所 へでも逃げ込む機動性。ほんとにやなやつです。さらにもぞもぞ動いていると 油断させておいて突然宙を舞う作戦も恐怖感と不快感を増大させます。
ただし個人的には、家の中にいもむし毛虫がいた場合パニック状態となり、誰 かが助けてくれない場合そのまま憤死する可能性が高いのですが、ごきちゃん は案外平気です。
ところでごきちゃんと言いましても、大きい種類と小さい種類があります。も ちろん恐怖感をあおるのは大きい種類ですが、たかたにさんの所で熱心かつ真 剣かつ学問的に議論されているように、すでに撃退法は確立されている感があ りますし、そもそも屋内で大量発生する可能性も低いのです。
それより本当に恐ろしいのは小さいごきちゃんです。
ちと恥ずかしい話なのですが、今住んでいる前のマンションの台所で大量発生
したのです。いわゆる一匹見たら百匹いると思え!そのもので、最初は黒くて
小さい変な虫がいるな、と思っていたら、あっという間に増え、夜中に電気を
つけると数百匹が台所内を闊歩しているという状況に陥ったのです。台所中真っ
黒です。
これには参りました。一匹ずつ退治するなど全く意味もなく、かといって殺虫
剤を噴射しても有効範囲は限られる。そんなこんなでどたばたしていると、い
つの間にか場所は不明なのですが、みんなどこかへ逃げ込んでしまうのです。
まあ、まぬけな性格なのが何匹か残っているのですが、そいつらを退治しても
全く大勢に影響がなさそうで、こちらが根負けしてしまうのです。ごきぶりホ
イホイもしくは類似品を試したりもしたのですが、一日に数匹捕まるだけで全
く効果は認められませんでした。
そんな状態で一ヶ月以上途方に暮れていたのですが、試行錯誤の結果「コンバッ ト」が劇的な効果を上げ、一週間程で数匹がぽつりぽつりと歩いている状態ま で回復したのです。ただしちょっと油断してコンバットを切らすと、すぐまた 増えだし、以前の状況とまでは行かないにしても、また増えてきたな〜という 感じになるのです。結局完全に撃退するまで半年くらいまめにコンバットを補 給続けたのです。
余談ですが、昔買った掃除機に「ごきぶり退治ボタン」というのがついていま した。要はごきちゃんを吸い込みそのボタンを押すと、ゴミ袋の中に熱風が噴 射されカップラーメンのごとく約三分でごきちゃん焼きが出来上がるという訳 です。今はそんな製品あるのだろうか。というかこの機能が果たして売り上げ を伸ばしたかどうかは永遠の謎なのです(笑)。
昨日今日で移行する予定 だったのですが、数学の勉強していたら、時間がなくなってしまった。という か面倒なので数学に逃避したのかも。まあバッアップさえ行わなければそこそ こ動いてるので(殴)。来週こそは必ず移行する予定です。
まいてぃまうすバトン(要は 新したたまちゃん バトン)が、 Y.Kumagaiさん から渡ってきました。さらにたかたにさんには 「かがみさんは『様子見』とか寝ぼけたことを」 というご意見を頂いております。うーむ元はと言えば 自分で撒いた種 ですので、ここは購入ボタンを押すしかないかも(笑)。ただし出遅れの影響で 納期は最悪二週間くらいかかるそうです。現在使用中のしらたまちゃんですが、 上にみかんでも乗せて、毎日お祈りをするということで勘弁してもらいましょう。
最近はますます眼が悪くなり、小さい文字を読むのが非常に困難になってきま した。その意味では、 お気楽拡大機能がある ということが購入する最大の理由です。
(関連項目) 新したたまちゃん
ゲーデルと20世紀の論理学(1)。 こちらは八月上旬に届く予定。
先日中国のお土産にいもむしを買ってきて下さった H さん ですが、まだまだおみやげの在庫があったらしく、昨日もらったのが写真のお 菓子。
怪しいです(笑)。
まず右のごとくお菓子の袋の写真が怪しすぎます。えーっと、毛沢東の若いと きの写真ではなく(いや!全然似てないけど)、お菓子を作っている会社の社長 さんの写真らしいのです。日本で言えば、例えば明治製菓のお菓子の袋に、そ この社長さんの写真が張り付いているようなものです。果たしてこんなことし て売れるのだろうか? といいつつも H さん曰く、「写真が面白かった のでつい買ってしまった」ということで、案外有効な売り上げ向上対策なのか もしれません。というかお菓子の名前が「不老林」なので、もしかしてづら屋 さんでも兼任しているのか? そういやなんとなく頭に疑惑が感じられ なくもないのです(^^。
次に怪しいのは下の左側、お菓子をくるんでいる銀紙です。写真だとちょっと 分かりにくいのですが、ここにも社長さんの顔が(笑)。うーむ...よほど自分 の顔に自信があるのだろうか。それともこれも営業対策?
最後に肝心のお菓子です。これは怪しいというより怖いです。頂き物というこ とで余り大きな声では言えませんが、 実物はいもむしの輪切りみたいに見えます(笑)。中国のいもむしって こんなに太いのだろうか。こんなのが動いてるの見ちゃったらやだな。
いずれにしてもお礼を言わないととっても失礼なので、H さんのところへお礼 に行き、さらにいもむしがどうのこうのと講釈したのです。全く失礼なやつで す(笑)。ところが H さん曰く、「前のいもむしの方が甘くておいしかったか も」ということで、「いもむしいもむしいもむし」としつこく言い続けた効果 はあったようで、やっとこ H さん自身もお菓子の真の本性に気がついたようです。
もちろん前回のいもむしも、今回のいもむしも、両方とってもおいしかったこ とは言うまでもありません。どうもありがとうございます。
#なんか今日の記事の雰囲気が 「イロモノサイト」 そのものになっているのがやだな(笑)。
先日ダウンした FreeBSD/R30 自宅サーバーですが、明け方にディスクリセットが発生したとい うログが沢山出ています。なぜ明け方かと言いますと、その時刻に大量のバッ クアップを取るため、ディスクアクセスが集中するためと思われます。仕方が ないので今日から夜中の自動バックアップは中止です。いやはや、いつ使えな くなるか分からない状態でバックアップをやめるとは、最悪の事態です。
うーむ、さすがにもう限界ですな。というかそこそこ動いてるのが不思議。い よいよ Mac mini サーバーを仕立て上げるしかなさそうです。とりあえず httpd は今日記を書いている PowerBook でもちゃんと動作しているので簡単 に移行出来そうです。面倒そうなのが DNS と sendmail なのですが、こちら はぼちぼち移行することにします。今度の土日に作業を行う予定。
#別途案として http サーバーは Mac mini で他の用途のサーバーは
#180MHz で安定動作している X24とか。
#面倒だから全部レンタルサーバーに移行するということも考えています。
今日も石川県から N さんが出張してきたので、お昼に N さん、S さん、Y さ んと鴨南蛮を食べたのです。 前回は PHS で写真を撮ったところ いかにもまず そうになってしまったので、本日は巨大 LUMIX を持参しました(笑)。
Apple の News Release によると、ついにくるくる機能付きしらたまちゃん (ワイヤレスMighty Mouse(マイティマウス)) が発売されたそうな。もちろん気になるのは電池の寿命で すが、
ワイヤレスMighty Mouseは単三電池1個または2個で使用することができます。ということだそうで、二個入れると寿命が二倍に伸びるのだと思います。ただ し現在のしらたまちゃんと比較して効率が向上したかどうかは不明です。実は 効率が良くなりすぎると、もちろん便利にはなるのですが、安物アルカリに対 する eneloop の優位さが少なくなるという欠点もあります。
とってもとっても欲しいところですが、今まで可愛がってたしらたまちゃんを このまま放置するのもちょっと可哀想な気がします。うーんどうしよう。しば らく様子を見ることになりそうです。
本日15時頃突然自宅サーバーが落ちました。家に電話をかけたところ、幸いモ カちゃんがいたので、一度電源を落として入れ直してもらったところなんとか 自動復旧したようです。 このとき と同じ症状です。二ヶ月以上問題なかったので油断していたのですが、そろそ ろ Web Server だけでも Mac mini に移行た方が良いかもしれません。
しらたまちゃんの電池ねたは封印する なんて書きましたが、とても暑くなってきたので、先週の水曜日から eneloop でない方のニッケル水素電池がどの位使えるか実験してみたのです。
結果は丁度一週間で二ヶ月前の実験と同じなのですが、この一週間は余りマウ スを使用しなかったので、三分の二程度が自己放電と思われます。Eneloop の 場合普通に使って 20日近く持ちますので、普通のニッケル水素電池(容量は eneloop より多い)は三日以内で使い切る条件でのみ eneloop に対抗出来る感 じです。現実的には eneloop 以外のニッケル水素電池は必要ないと思われます。
今日は二女十九歳の誕生日です。なにやら部活とかで色々忙しいそうで、お祝 いは火曜日に行う予定。
部活ではなく期末試験でごたごたしている模様。普段勉強しないから(笑)。と いうか、せっかく大学に入ったのだから、「これから自由にいくらでも好きな 勉強ができる」という気持ちにならないのが少々不満。でもやはり自分の娘と いうのはとても可愛いのです。
酒井さん のところから勝手にねたを頂きました。タルスキーの不動点定理の解説論文 The Knaster-Tarski Theorem の「A set operator is finitary iff it is chain-continuous」部分に関して。 ちょっと記号を変えて証明を書きます。
を集合とし をべき集合とします。 に対して次の条件は同値。
(1) が に関する全順序部分集合(chain)のときまず (2) → (1) の証明ですが、 を の全順序部分集合(chain)として、 に対し を の有限部分集合全体とします。このとき が chain であることにより
(2) の有限部分集合全体を とするとき
(3)
(1) → (2) の証明は「有限特性」の概念がらみなので、超限的な証明が必要 である可能性にもっと早く気がつくべきでした。
(1) を仮定し (2) を の基数に関する帰納法で証明します。 として の要素全体を と整列し、 とします。明らかに は chain であり、さらに が成立します。ところが基数はその「基数」である最小の順序数なので が成り立ち、帰納法の仮定により に対し が成立します。従って (1) の仮定と (3) と同様な事実が成立することにより が成り立ち (2) が導かれます。
実は chain や 「有限特性」という概念は Zorn の補題の定式化にも関連し、 選択公理と密接な関連があるのです。実際、上の証明では整列可能定理を使用 しました。集合論雑記という割には今まで Zorn の補題に関し真面目に書いた ことがなかったので、こんど時間を見つけてきちんと書こうかと考えています。
(2006年7月22日追記) が有限の場合は明らかということで。
(2006年7月24日付記) 下記はやはり変。一度退散します。
会社の昼休みにねた本なしで書いているので、前提条件等に誤りがあるかも知 れません。その点に関しては後日訂正致します。
無限個の離接、合接、束縛を許す言語上で、集合論のモデル間の初等的埋め込み(この 条件は自信ないです) を考えます。この場合 「超巾と正則性」 の記事で述べたような現象は発生しないらしい。つまり前記事の記号で書くと ( での の降下列)が 内に外延を持てないので、 での -無限降下列が の無限降下列にならなかった訳です。ところが無限の論理では の存在は と言語レヴェルで表現できてしまうので、 でも意味を持ち正則の公理に反する訳です。
(悩みごと) 無限論理の直感的な解釈は分からないではないのですが、ZFC 内で形式的に表現する方法が良くわからない。肝心の Model Theory (Studies in Logic and the Foundations of Mathematics) (Hardcover) by C.C. Chang, H.J. Keisler を読んでも「無限論理に関する解釈は演習問題」って書いてあるし。さらに演 習問題と言っても章末に問題がある訳ではなく、「自分で考えて下さい」とい う意味なのです。お願いだから定義を演習問題にしないで...。やはり無限の 合接等を形式化する場合、(普通の有限論理上の ZFC で)論理式をコード化し、 全称記号を使うのだろうか。でもそのような形式化を行うと の実体がアメーバーのごとく変化する可能性があり、結局本日の論法もあやし くなるかも知れません。さらに 程度で直感的に議論するのはまだ良いとして、もっと大きい基数に関して同様 な議論を行う場合、いくらなんでも「直感的に」という訳には行かないと思う のです。
という訳で本日の議論は直感的に分からないではないのですが、形式的な記述 に関し、どうすれば良いか悩みにや悩んでるのです。
(2006年7月20日付記) 無限論理の ZFC 内での形式化は、常識的に全称記号や 列を使う方法で問題ないのかも知れない。解釈に関しては普遍クラスである に固定して考えれば(要するに通常の有限的な論理式と素直に考える)へんてこ なことも起きないような気が。全く自信なしです。まずい!とんでも化してい るかも。
集合論の勉強をしていると、ultrafilter, ultraproduct, ultrapower 等ウル トラなんとかという言葉がたくさん出てきます。英語で書くとまだ良いのです が、ウルトラパワーとカタカナで書くと、いかにも強そうで、さらに「シュワッチ!」 という感じさえします(笑)。
私に限らず日本人の場合、「ウルトラ」という言葉は怪獣をやっつけるなんと か星人という感じがするのではないでしょうか。
そこで最大の疑問は、例えば supercompact のようにスーパなんとかという言 葉を米国の人が聞いた場合、「機関車よりも強く、弾よりも速い」(良く覚え てない)という感じがするのでしょうか。どうでもよい謎なのです(笑)。
大分昔からあったようですが、 URL占い の話を小耳にはさんだので私も占ってみました。
かがみさんのサイトはイロモノ サイトです!うーん。自分では講評出来ません(笑)。あなたのサイトは、イロモノサイトの可能性が高いです。もしかしたら、あな た自身は、正統派をめざしているのかもしれませんが、その視線が独特すぎる ため、結果的にイロモノになっています。そのため大ヒットはしないかもしれ ませんが、一部の濃い人たちには、人気を得るでしょう。よかったですね。
前回、あまりに驚いたので、 可測基数の下に大量の弱コンパクト基数が存在する 事実を書きましたが、実は弱コンパクト基数に関することは全然知りません。 今になって思えば「到達不可能基数がいっぱい」にしておいた方が無難だった かと後悔しています。
それはともかくとして、弱コンパクト基数は言語 (無限の合接、離接、無限個の変数に対する束縛を許容した言語) のコンパクト性に関連し、さらに無限の分割の性質、正規超フィルター等とも 関連が深そうで、とても興味深いのです。しばらくこちらの方面にこもります。 具体的には「巨大基数の集合論」を真面目に読み始める予定です。まだまだ不 足な点は多いのですが、この二年半くらい断片的に知識をためこんだのも無駄 ではなかったようで、ようやく他の文献を参考にしながら読み始める準備が整っ たと楽観的に考えています。
超巾のことを教えて頂いたのはとても大きかったと思います。まだまだ初歩的 な事実しか知りませんが、とても具体的で分かりやすく、さらに意外な事実が たくさん出てくる。これほど面白いものとは思いませんでした。
今日はモカちゃんが通っているピアノ教室の発表会でした。モカちゃんの曲目 は「ベートーヴェン作曲ピアノソナタ作品13ハ短調『悲愴』第1楽章」です。 もちろん私の方はばか親モードに入り写真撮りまくりです。全部で 160枚くら い撮りました。
おうちに帰り
写真サーバー
(ご覧になっているマシンです)にアップ。パスワードを入れれば会社でひ
なまとき休憩時間に見ることが出来るのでなかなか便利です.
今日のお昼休みは石川県から出張に来ている Nさん、社内の Sさん(二人とも 女性)と一緒に鴨南蛮を食べに行きました。以前から約束していたのですが、 なかなか食べに行く機会がなかったのです。朝 N さんに会った時一瞬お顔が 鴨に見えたので、「あっ!かもがいる〜」と叫んだら怒られました(笑)。鴨南 蛮はとてもおいしかったです。 |
命令型言語で配列の最小値を求めるプログラムは次の二つの流儀がありそう。
どうでも良いことですが (その 2) の方が好き。配列が空でも爆発しないし、 配列が空の場合「最小値=プラス無限大」「最大値=マイナス無限大」と解釈で きるのも宜しい。無限多倍長の場合 Infinity が欲しい。======================================================================== (その 1) int min(int *a, int size) { int m; m=a[0]; /* size=0 の場合メモリーをこわす */ for (i=1;i!=size;i++) { /* size=0 の場合無限ループ */ if (a[i]<=m) m=a[i]; } return(m); } (その 2) int min(int *a, int size) { int m=int の最大値; /* infinity と解釈 */ for (i=0;i!=size;i++) { /* size=0 でも大丈夫 */ if (a[i]<=m) m=a[i]; } return(m); } ========================================================================
ループのターミネーションに不等号ではなく「等しくない」を使用するのは私 の流儀です。ループを抜けた時点でループ変数が終値に一致していることが自 明になるのと、「どうせバグるなら盛大に」という鉄則にも合うので。
会社の H さんが先週中国へ旅行していたのですが、うれしいことにおみやげ を買ってきてくれたのです。どうもありがとうございます。
ところで右の写真のチョコレートの包装紙の文字は鏡文字みたいですが、よく よく見るとロシア語です。どうして中国なのにロシアのチョコレートなのかい まいち分からないのですが、もしかして国境近くに行ったのでしょうか。そし て横にあるウインナーみたいなのは飴です。余り大きな声では言えませんが、 実物はいもむしかさなぎみたいに見えます(笑)。
丁度副社長がいもむしをなめていたいたので、「さすが副社長!勇気あります。 これってどうみてもいもむしかさなぎで、食べる決断がつかないのですよ。」 と大きな声でしゃべっていたのです。H さんの座席は私のところから離れてい るので聞こえないはずです。せっかくのおみやげの悪口なんて絶対に言えませ ん。もちろん本人に聞こえなければ悪口を言ったことにはなりません(殴)。
ところが悪いことはできないもので、さらに「いずれ成虫になってお腹を食い 破って出てくるのでは。それがミニ H さんみたいだったらほんとに恐怖映画 の世界ですよ!」と騒いでいたら背後に気配が。
H さんに全部聞かれていました。
やけににこにこしているので余計に怖いのです。「いや、そのー、とってもお いしそうですね」などとごまかしても後の祭りです。なんとかに耳ありで、う かつに悪口は言えないものです。 周りに十分注意する必要がありそうです(←違うだろ)。 果たして次回はおみやげをもらえるのだろうか。とってもとっても心配なのです。
余談ですが最近は Lumix を持ち歩いていないので、どうでもよいねたが発生 した場合WX310K は存外便利です。 誰もが一度シャッターを押した後、二度と使うことのない京ぽん2のカメラ も役に立つ場合があるようです。
なんとか出たようで(汗)。それにしてもこの引かれ方っていったい...。
いずれにしても将来の Mac 購入のため 10万円程プールする予定。
を可測基数とし、 を正規な 完備超フィルター(これは簡単に構成可能)とすると、その超巾において が成立する。 「 」と論理式 に対し の成立により、 以下「ほとんどすべて」の基数が弱コンパクト(すなわち到達不可能)。
こんな都合の良い方法で証明可能とは驚きました。
(関連項目)
2006年9月10日 超積、超べきとLośの定理
2006年8月24日 可測基数と弱コンパクト基数(再挑戦)
2006年10月2日 弱コンパクト基数の基本性質(一回目)
2006年11月12日 正規フィルターとフォドァの補題
2006年11月14日 正規超フィルターと超べき
今日は Scott(1961) による 「可測基数が存在すれば である」ことの証明です。
この定理は可測基数の重要性とおそらく整合性に関する直感に対し決定的な影 響を与えたと思われるのですが、超巾とその推移的崩壊のテクニックを応用す ることに気がついた段階で、証明自体は比較的簡単だったのではと推測される のです。個人的な見解ですが一種の「引き出し論法」です(*1)。
まず に関する前提条件ですが、今回使用するのは次の事実のみです。
(1) は 最小の内部モデルである。すなわち が推移的で、すべての順序数が の要素である集合論の モデルのとき超べきの定義、可測基数の定義、到達不可能であること、可算完備との関連については
測度と可測基数を参照して下さい。
最小の可測基数
可測基数が到達不可能であること
超積、超べきとLośの定理
一般にクラス(と構造) に対し、一対一関数 が初等的埋め込み(elementary embedding)であるとは、次の事実が成立すること でした。
任意の論理式 と に対し特に が 推移的崩壊の条件 を満たしている場合、推移的なクラス と同型 が存在します。 この場合 は内部モデルとなり が初等的埋め込み(elementary embedding)となります。一般に推移的な モデルに関する初等的埋め込み(この様に書いた場合恒等関数でなないものとする) に対し次の事実が成立します。
(2)(2)は整列順序集合間の増加関数の性質から導かれます。(3)の証明は省略しま す(*2)。ただしこれから展開する具体例では確かに可測基数が critical point となります。(3) を満たす が存在する。このような で最小のものを の critical point と言い と表す。
Scott の定理の証明ですが、 を最小の可測基数とし、 を 上の nonprincipal -complete ultrafilter とします。超巾 を考えると が可算完備であることにより推移的崩壊 を考えることが可能で、初等的埋め込み を構成することができ、さらに が成立します。
この事実を仮定すると(後で証明) の証明は簡単です。もし を仮定すると、(1)により が成立し、 が内部モデルで であることにより , 「 は最小の可測基数」 が成立します。ところが elementary embedding の観点から 「 は最小の可測基数」が成立するので矛盾です(*3)。
最後に が critical point になることの証明です。 まず に対し であることですが、 とし、超巾での解釈で を仮定します。このとき定義により が成立します。今 に対し とし、任意の に対し を仮定すると、 が -complete であることにより となり矛盾です。従って を満たす が存在しますが、これは超巾(経由)での解釈で を意味し、従って
次に恒等写像 (うるさく言えば ) の超巾での解釈を考察します。まず超巾での解釈で は明らかです(恒等写像の各値が の要素なので)。一方 とすると、 が nonprincipal -complete ultrafilter であることにより が成立し、 従って が成立し
この定理の証明は(分かってしまえば)簡単ですが、内部モデルの考え、超巾と その推移的崩壊のご利益を使いきっている感じがします。また超自然数の場合 と同様に恒等写像が の住人からは「非常に大きく」見える点もなかなか興味深いのです。
正則の公理や AFA の話題 から、 超巾や推移的崩壊とそれらの関連性を教えて頂き 、始めて巨大基数の有用性を実感できる定理を理解出来たつもりになっていま す。数学って楽しいです。
(付記) えーっと Category の方は全然進んでいません。もう少々時間を。
(*1) 証明の一部分は、先週の超 巾と正則性 の を可測基数 に変えただけであり、論法は非常に良く似ているのに驚きます。もちろん 上に -complete ultrafilter(普通の超フィルター) が存在するという類推が成立 しているから。
(*2) 例えば「巨大基数の集合論」を参照して下さい。さらにこの条件が成立 してる場合、critical point は可測基数になることも分かります。
(*3) 初等的埋め込み が存在すれば です。 さらに初等的埋め込み は存在しないことが知られています(Kunen 1971)。
(2006年7月24日追記) 上の「初等的埋め込み」は「定義可能な初等的埋め込み」 とする必要があります。 くるるさんに教えて 頂きました。どうもありがとうございます。
昨日は午前中の会議と午後の会議があったのです。午前中の会議は私が担当し ているソフトウエアーに関する内容だったので、当然真面目な議論を行いまし た。ところが午後の会議は「全体会議」ということで営業的には重要な会議だっ たのですが、まあ私には関係がない話ばかりだったのです。
当然眠くなります(笑)。
結局午後の会議では爆睡してしまい、会議終了後さらに営業的な打ち合わせが あったようなのですが、「かがみさんはもう帰ってよいです」とお役御免とな り、19時過ぎ自宅に到着しました。実はその後のことは良く覚えていないので すが、結局 21時頃に寝てしまい、本日の朝6時頃まで爆睡したのです。最近や や寝不足だったのでちょっと良かったかも。
きょうは恒例のつくば出張です。てゆうか十時集合って朝六時に家を出なくては。
いかん!結局ほとんど寝てない。眠い(現地より)。
を基数、 を 上の超フィルターとし、超巾 を考えます。超巾の定義と今回の記法に関しては くるるさんの記事 を参照して下さい。
今日のお題は次の事実。
では正則の公理が成立するが と考えた場合 の要素で に関する無限下降列が存在する可能性がある。大丈夫なのか!まず準備として を次の様に定義します。
に対して定義域のすべての値に対し を対応させる定値関数を とする。そしては elemenatry embedding です。即ち次が成立します。
ここで 「 と考えた場合 の要素で に関する無限下降列が存在する。」という事実は 「 で を満たす無限下降列(右から左へ)が存在する」ということです。解釈は ではなく により行われているので、一見すると上記の関係は での無限下降列の存在を示し、正則性に矛盾しそうです。
一晩悩みました(笑)。
Relativization というのは落とし穴にはまりやすく、特に 「 」などを使用した省略形を使う場合は注意が必要そうです。上の無限降下列を きちんと表現してみます。
(1)さてどこがいけないのでしょうか?
このように書くと が限りなくあやしい気がします。 も残っているし。 での解釈では束縛されていない部分は書き直す必要があります。 Elementary embedding の性質により での 「 」は です(*)。従って
を考察します。今 として、 はフレシェフィルターを拡張した超フィルターとします。 は の有限個を除いた要素からなる場合 の要素となり、 がともに無限の場合、「整合がとれるように選択した方」が の要素となります。 この条件の下で を考えるのです。
まず の性質により に対し は明らかです。ところが の要素は上の形のもののみではありません。例えば を考えると なので、超巾での と の定義により が成立します。さらに で考えると、 は 上任意の二元以上の部分集合上で と異なるので、 上いずれの とも一致しません。もしかして は超自然数という感じなのでしょうか。いずれにしても (2) は成立しないのです。 もっと分かりやすく言うと は の 要素ではなさそうです(というか表現の方法がない)。
上の議論は自分で考えたのでいまいち正しいか自信がないのですが、もし合っ ているとすれば超巾の直感をつける上で非常に役に立ちました。例えば今回の 議論をちょっと拡張すれば critical point の存在なども非常に分かりやすく 説明出来そうです。個人的には案外気に入ってます。
(関連リンク)
超積、超べきとLośの定理
(*) により「最小の indective set」という性質は保存されるから。
(2006年7月4日付記) くるるさんに 上記の事実に関し問題ないと教えて 頂きました。 どうもありがとうございます。さらに での無限下降列の実例に関しても記載した方が良いというアドヴァイスを頂き ました。くるるさんの所のコメントにも書きましたが、上の例で言えば、
が での に関する無限下降列となります。
最近インターネット経由で論文をダウンロードして読む機会が増えてきたので
す。おおざっぱに流し読みする場合は、PC の画面で眺めても問題ないのです
が、真面目に読む場合はどうしても印刷する必要があります。
ところが印刷した論文をクリップとかガチャ玉で留めると、ふにゃふにゃでま
ことに扱いが宜しくなく、さらにすぐ行方不明になってしまう場合が多いので
す。
そこで欲しくなるのが製本機です。家庭用で安いものを探していたところ、 とじ太くん というものを見つけました。本体の価格が一万円くらいです。気になるランニ ングコストですが、一冊 200円弱ということでこちらも許容範囲です。近々ボー ナスも出る予定(大丈夫?)ですのでここは衝動買いです。届くのがちょっと楽 しみ。
2006年6月
2006年8月
更新履歴と日記の先頭に戻る
日記の目次
集合論雑記目次
はてなリング 数学の輪
トップページに戻る
谷山浩子さんのページ