02/25 aiueo 01/01 かがみ 01/01 ゼルプスト殿下 01/01 かがみ 01/01 ゼルプスト殿下 05/10 かがみ
実を言いますとおうちの牛 PC のキーボードは買ったときオマケで付いてきた もので、キータッチの安っぽいこと世界一という、自分が使うものだったら絶 対に我慢できない代物(←極悪^^)なのですが、 この前会社の近くの電気屋さんをうろついていたら、 このキーボード がなんとびっくり 1,500円で売っていまして、お店でたたいてみると値段の割 には高級感があるなかなか良いタッチなので、ものは試しで購入してみたので す。
で、しばらく忙しくておうちに持って帰らなかったのですが、昨日やっと持ち 帰り牛 PC に取りつけたのです。ちょっと誤算だったのは、もともとの粗悪キー ボードはマウスを芋づるに繋ぐ USB 穴があったのですが、今回買ったのには そういうのが付いてなくって、牛 PC さま最後の USB 穴を使うことになって しまったということなのですが、とにもかくにも接続して、奧さまの前で「今 度のキーボードはいいよ〜」なんて自慢しながらブートしたのです。ところが 起動するとマウスの矢印が現われずに、ログオンの画面が出たので文字を入力 しようとしたら、
キーボードも使えません(-_-)なななっ、なんと!!。これは安いだけの粗悪品だったのか、と思ってリブー ト(というか電源断)して F1 キーを押すとこれはちゃんと認識され BIOS には 入れたのです。そこで、こういう場合 NumLock なんたらかんたらが怪しい場 合があるので、それを変更して再度挑戦したのですがやっぱりだめ。ただし BIOS ではキーボードもマウスも認識されている様なので、こんどは Windows を SAFE モードで起動したところ、5分くらい考えてやっとこ認識され、なん とかキーボードもマウス双方とも使用可能となったのです。いやはやそれにし てもどうしてこんなに認識に時間がかかるのか。 Windows というのも奧が深 いというか、難しいものですな(^^;。
#キーボード自体はなかなか好評です。マウスはもともと
#OS は嫌いだけどこれだけは優秀であると思う某 MS 社のだし(^^。
たかたにさんとこの記事 によりますと、@FreeD 使用時に画像圧縮を行い体感速度を大幅に増やすサー ビスが開始されるとのことなのですが、Windows 系の OS で動作する特別なソ フトが必要なそうな。私の場合 FreeBSD で使うだけなので全くご利益がない のですが、そもそも @FreeD の場合デフォルトで V.42bis 圧縮が行われてお りテキストに関しては十分高速なのと、@FreeD を使用する場合 w3m で画像を ロードしない設定で使用する場合が多いのでどうでも良いかなという感じもす るのですが、いずれにしても何年か後にはこういう姑息なやりかたではなく、 回線自体の速度上昇を安価に提供してもらいたいものですな。
#ところでたかたにさんは
「間引きプロキシー」を使用して、
#画像をかなりの速度でダウンロードしていたのではなかったかな(^^。
今日おうちに電話がかかってきて、モカちゃんが出たところ、「お母さんかお ばあちゃんいる」ということで、奧さまが出たところ、
なんとか羽毛ふとんをご家族の誰かがどこそこからお買い上げになりましたか。ということなのです。むむむっ、どうして買ったかどうかを教えなけりゃいけ ないのか全く失礼な電話ですな(-_-)。さらには奧さまが「買ったことはない」 と言ったところぷっつんと電話が切れてしまったとのこと。うーむ、ますます 失礼な。モカ姫の推理によるとこれは最近流行の「おれおれ詐欺」みたいなも んで、もし「家族が買ったかも〜」とでも言うものなら、料金が未払いとかい んねんを付けてくる極悪電話だと言うのですが、確かにその可能性も結構高い わけで、まあいやな世の中になってきたものですな。
[集合論雑記目次]
[定理]
P(x) を論理式とします。 任意の順序数 α,β に対して α<β のとき P(α) が成立するとき P(β) が成立すると仮定します。このとき任 意の順序数 α に対して P(α)証明自体は簡単で (1) をが成立して (2) が成立しないと仮定し NOT[P(α)] が成立する順序数 α を考えます。α は整列集 合なので γ∈α を P(γ) を成立させない最小元とする と γ の最小性により δ<γ に対して P(δ) が成 立し (1) の仮定により P(γ) が成立して矛盾。言い換えると次の二つの命題は同値。
(1) (∀β)([(∀α)(α<β → P(α))] → P(β))
(2) (∀α)[P(α)]ここで全称記号は順序数全体を動くとします。
実際には超限帰納法は次の定式化が多用されます。
(i) P(0) が成立残念ながらこの定理も今の段階では余り役に立ちません。つまり ここで述べたように 現在手持ちの順序数が非常に「少ない」からです。例えば ω + ω さえもまだ定義することができません。膨大な順序数を「構成」するには次に 述べる置換公理が必要なのです。
(ii) P(α) が成立するとき P(α+1) も成立する
(iii) α が 0 でない極限数で β<α に対して P(β) が成立するとき P(α) が成立するこのときすべての α に対して P(α) が成立する
P(x,y) を二項論理式として関数的な性質をもつとします。即ち、言い換えると「関数的な論理式」の集合による「像(range)」全体を含 む集合が存在するという公理であり、この集合を Y とするとき f:X → Y は写像となります。ここで f は P(x,y) を X x Y の部分集合に外延化した写 像です。P(x,y),P(x,y') が成立するとき常に y=y' が成立する。
この場合任意の集合 X に対して
ある x∈X が存在して P(x,y) が成立する y 全体を含む集合が存在する
ここで非公式ですが、例えば P(x,y) を
x∈ω のとき y は ω+xと定義し、置換公理により ω に対して存在が許される集合を Y とする と f:ω → Y は f(n)=ω+n なる写像となり ran(f) = f[ω] = {ω+n| n∈ω} も集合となることが分かります。 従って ω∪ran(f) = ω + ω を構成することが可能とな るのです。
x がその他の場合 φ
次回以降は超限帰納法と置換公理を利用して「整列集合の順序数による表現」 「超限帰納法による関数関係の定義」「順序数の演算の定義」を行う予定です。
[集合論雑記目次]
順序数はその「内部」で ∈ に関する整列順序構造を持つわけですが、もっ とも著しい性質としては、その「外部」でも同様な整列順序構造を保つことで あり、これにより「順序数全体」という壮大なる階層構造(集合にはなりませ んが)を構築することができるのです。具体的に言うと α,β を順 序数とするとき α∈β という関係がやはり順序の公理と同等 な性質を満たすことが証明出来るのです。これを証明するためにまずいくつか の基本性質を証明します。
[定理]
α,β を順序数とするとき次の性質が成り立つ。(1) の証明(1) NOT(α∈α)
(2) α⊂β のとき α = {γ∈β|γ < β} = β[α]. ここで γ<β は γ∈β のこと
(3) α⊂β は α∈β と同値
α を順序数とし α∈α と仮定すると α∈α∈α となり、左の二つは α 内の順序 を表しているので α<α となり矛盾。(2) の証明
γ を β-α の最小元とし、まず α=β[γ] を証明します。まず NOT(δ∈α) とすると γ の最小性 により γ δ が成立し NOT(δ∈β[γ]) が成立。逆に δ∈α とし NOT(δ∈β[γ]) を仮定すると δ γ が成 立し δ=γ の場合 γ=δ∈α となり矛盾。 δ<γ の場合は δ∈β[γ] となりこれま た矛盾。従って α=β[γ] が成り立ちます。証明した等式に より δ∈α は δ∈γ と同値となることが容 易に分かり α=γ が成立し α=β[α]。(3) は順序数の ∈ に関する推移性と (2) により明らか。
[定理]
X を順序数からなる集合とするとき X は ∈ に関して整列集合。まず X 上で ∈ が全順序になることを証明する必要があります。 α,β,γ∈X とするとき NOT(α∈α) は 前の証明から成り立ち α∈β,β∈γ が成立す るとき γ の推移性により α∈γ が成立することもす ぐに分かります。従って α∈β,α=β,β∈α のいずれかが排 他的に成立することを示せば十分です。もし排他性が成立せず、例えば α∈β かつ β∈α が成立したと仮定すると α の推移性により α∈α が成立し、前定理 (1) に矛 盾。さて α∩β を考えるとこれも順序数になることはすぐに分 かります。ここで例えば α∩β = α が成立すると α⊆β が成立し、前定理 (2) の結果により α=β または α∈β が成立します。従って α∩β ≠ α かつ α∩β ≠ β を仮定して矛盾を導け ば良いのですが、この場合 α∩β⊂α かつ α∩β⊂β が成立し α∩β⊂ α∩β となり α∩β∈α∩β が成立し矛盾。
最後に X の整列性ですが Y を X の空でない部分集合としα∈Y を 考えます。まず α∩Y = φ の場合は α が Y の最小元と なります。そうでない場合 α∩Y の α 内での順序に関する最 小元が Y の最小元になり証明完了です。
[定理]
X を順序数からなる集合とするとき ∪X は順序数であり ∈ に関する X の上限となる。証明は容易です。この定理により ∪X のことを sup(X) と記述することが 正当化されます。次回は数学的帰納法の順序数に関する拡張である超限帰納法 に関して記述します。
余談ですが本日の定理により「順序数だけの世界」を考えると α∈β とα⊂β は同値なのですが、∈(集合 論の基本記号) と ⊂(単なる省略記号)の概念上の区別に関して中学とか高 校で最初に表面的な「集合」を習ったとき、一瞬悩んだ人も結構いるのではな いかな〜、と想像するのです。それが「順序数の世界」の中では実は同値な概 念になるというのがなかなか面白く、標数 p の体上で (x + y)p = xp + yp が成立する(高校生がこんな式を書いたら せんせに怒られる^^)ことを思い出してしまいました。
実は会社でウイルスに感染しちゃった人がでまして、一昨日泊るはめになった のですが、いやはや最近のウイルスはせこいというかなんというか、添付ファ イルを、
README.txt ... 大量のスペース ... .scrという感じの名前にして、一見テキストファイルのように見せかけているので すねー。この方法には笑ってしまいましたが、なるほどなかなか巧妙な詐欺を 考えたもので、私は「英語のメールは基本的にスパム(メーリングリストを除 く)」と思ってろくに読まないで捨てる場合が多いし、そもそもメーラーが Mew/FreeBSD なのであんまり感染の危険はないのですが、Windows のメーラー を使っている人はだまされしまう場合もありそうです。
ちなみに上記ウイルスはメールばらまき型なので、外向けルーターの内側の場 所で Ethenet をモニターして感染 PC の内部のアドレスを調べようとしたの ですが、社内で 100BaseT の「ばかハブ」が調達出来ず、結局採用した方法が 10BaseT 「ばかハブ」とその辺で売っている 100/10BaseT 対応スイッチでし て、
社内 LAN の内側 100BaseT ONLY | | ------------------| ケーブル |----------ルーター |-----------------| | |----------X24 100/10BaseT 共用ハブ(スイッチ) | 10BaseT ばかハブ
という感じの方法を思いつくまでかなり時間がかかってしまったのです。
#いまやスイッチがただ同然の値段で「ばかハブ」が
#貴重な機器に昇格した感じが(^^。
#スイッチに「ばかモード」をつければ結構売れるかも...。
今午前一時半。ちょいとトラブルのお手伝いをしてまだ会社だったりします(^^;。
たいしたねたではないのですが、今まで二重プロキシーということで X24 の squid からおうちの squid 経由でインターネットに出ていたのですが、この パスに ssh トンネルを使用することにしました。こうするとおうちサーバー の squid は localhost から要求が来たと思うので、認証が非常に簡単になる のです。といいますか、細かい認証方法を知らないので、今まではおうちの中 と会社の外側アドレスだけを通すように設定してあって、@FreeD での使用は 出来なかったのでして、w3m の場合は -no-proxy フラグで起動すれば良いの でそんなに面倒くさくないのですが、Mozilla の場合いちいちメニューでプロ キシーの解除を設定する方法しか知らず、とても面倒だったのです。で、お約 束のはまったこと(^^。
@FreeD 接続の ppp.linkup に次のトンネルを通すコマンドを入れたのです。
su - kagami -c "ssh -N -f -L 8081:localhost:8080 evariste.jp"ところがこのコマンドが長時間戻ってこないで、結局 ssh のセッションが成 立しません(-_-)。ssh の設定は相手の公開鍵を authorized_keys2 に登録し てパスワードを要求しないようになっているので(パスフレーズなし^^)、その 部分で止っていることはありえません。むむむむむっ、手でうちこむとうまく ゆくのにどうしてなんだろう...、としばらく考えていたのですが、いやはや あたりまえのことでして、ppp.linkup 実行中なので ppp 本体は動かず自宅サー バーとの通信が出来る訳がありません。とんでもないまぬけです(^^。
というわけで仕方なくなく、繋がったのを見計らい手でうちこむことにしまし た。ifconfig tun0 の出力を定期的に監視すれば自動化も可能でしょうが、そ こまでやる必要もないでしょう。ちなみにこれによりおうちとの通信で使用す るプロトコルの ssh 自身はもちろん apop,smtp,http も全部 ssh のトンネル 経由となりまして、意外と(特に無線での)暗号強度は高いかな〜と思っている のです。
#vtund を使えば簡単なことは分かっているのですが、
#なぜか ssh が好きなので毎回トンネルを掘ることになるのです。
半年くらい前にお客さん向けに会社で購入した X31 三台のうち一台のハード ディスクの調子が悪くなったそうな。具体的には Windows を起動してしばら く作業しているとディスク I/O エラーが発生する状態だったのです。そこで もちろん保証期間ということで、購買担当の人が IBM に修理依頼して引き取っ てもらったのです。ところが数日後 IBM からの返答は、
Windows が起動するのでハードディスクに異常はありません(-_-)でしてそのまま送り返しますということだったのです。むむむっ IBM ほどの 会社がブート可能というだけでハードディスクに欠陥なしと判断するとはなん という...。もちろん購買の人は「それでは困る」と言ったのですが、IBM 曰 く、
それでは特別調査ということで一万なにがし円頂きます(-_-)おやおやこんどは有料なら調査しましょうということなのです。結局は購買の 人が色々交渉してなんとか無料でディスク交換となったのですが、なんともは や、色々無理難題を言う顧客が存在することも分からないではないのですが、 あんまり 頭が良くない 担当者 にあたると面倒なことになりますな。
いやいや全然真面目な話ではないのですが、ご存じの様に私はブラックホール とか宇宙論一般の本を(表面的に)読むのが大好きなので、この前もとある本を 読んでたのですが、その本によるとブラックホールという名前は「卑猥な響き」 があるということで、最初の頃は特にフランスとロシアではかなり抵抗感が強 かったそうな(^^。いやはや全く気が付きませんでした。ところで「ブラック ホール」という名前を付けたのはジョン・ホイーラーという物理学者で、水爆 製造にかかわったり政治的には問題の多い人なのですが、研究者としては非常 に優秀・独創的であり、かつまた優秀な弟子を沢山育てたという、宇宙論に対 して大変な貢献のある人なのですが、、話はこれだけでは終わらず、ブラック ホールに関しての研究が進むにつれ、次の事実が分かってきたのです。
ブラックホールの属性は次の 3つしか存在しない。要するにブラックホールは非常に単純な存在で、例えば私がホールに飛込むと、 「質量」「少々の電荷」「スピン(回転)」以外の属性はあとかたもなく消えて しまうということなのです(それでは私の保持していたエントロピーはブラッ クホール蒸発後にどうなるのか、というのは現在研究中らしいのですが...)。 それはともかく、ここでまたまたホイーラ─大先生の登場でして、この性質 (属性が少ない・単純)に付けた名前がなんと「無毛定理」(No hair theorem)(^^。私は鈍感なのかどうか、これも属性が少ないということで、つ るんつるんの頭を想像していたのですが、どうも真意は違うところにあるよう で...。(a) 質量
(b) 電荷
(c) スピン
ホイーラー先生というのは、実生活でも非常に保守的・勤勉・真面目な人だっ たそうで、同僚の人たちは「そもそも彼はこれらの言葉の卑猥なニュアンスを 知っているのだろうか」と疑ったそうなのですが、もちろん知らないでこんな に本質をつかまえつつ、しゃれた名前を考え付くわけがないのであり、なかな かユーモアのセンスがすぐれていた人だったと想像するのであります。ちなみ に「無毛定理」の方は「ブラックホール」よりもっと抵抗が強かったそうで、 最初の頃は論文掲載などに関して色々とトラブルになったこともあるそうな (^^。
[集合論雑記目次]
集合 X に順序関係 < が定義されていて、X の任意の部分集合が導入され た順序に関して最小元を持つとき X を整列順序集合と呼ぶのでありました。 次の条件を満たす 整列集合 X の真部分集合 Y を「始片(initial segment)」 と呼びます。
任意の a∈Y に対し x<a なる x∈X は Y に属する始片は次の条件で特徴付けられます。
整列集合 X に対し Y⊂X が始片である必要十分条件は a∈X が存在し て Y={x∈X|x<a}最初の条件から二番目の条件が成立するのは明らかです。また Y が最初の条 件を満たすとき X-Y の最小元を a とすると、二番目の条件を満たすことが容 易に証明出来ます。そこで次の記号を導入します。
整列集合 X の要素 a∈X に対し {x∈X|x<a} を X[a] と記述し、 X の a による始片と呼ぶX の要素と X の始片に一対一の対応があることは明白です。始片の概念を使 用すると、整列集合間の整列的な性質を記述することが可能です。
[補題]
f: X → X を整列順序集合 X から X への増加写像とするとき、任意の x∈X に対し x f(x)x0 を f(x)<x を成立させる X の最小元とすると f の増加性 によりf(f(x0)) < f(x0) < x0 が成 立し矛盾。
[定理]
f: X → X を整列順序集合 X 上の順序同型写像とするとき、f は恒等写像f の逆写像を f-1 とすると f-1 も順序同型。x を f(x)≠x を成立させる x∈X と仮定すると、前補題により x < f(x) が成立し、f-1 の増加性により f-1(x) < x とな り矛盾。
[定理]
X を整列順序集合とするとき X と X[a] は順序同型にならないf: X → X[a] が順序同型と仮定すると、f(a)∈X[a] なので f(a) < a となり補題に矛盾する。
[定理]
X,Y を二つの整列集合とするとき、次のいずれかの条件が成立する。またどの 二つの条件も両立しない。さらに各々の写像はただ一つ定まる。X×Y の部分集合 F を F={(x,y)|X[x] から Y[y] への順序同型写像が存 在する} と定義しすると F は関数関係となります。この関数関係を写像と考 えたものを f: dom(F) → ran(F) とすると f は増加写像でさらに dom(f),ran(f) それぞれ X,Y の始片となり f は dom(f) から ran(f) への順 序同型であることは容易に分かります。ここで dom(f)≠X かつ ran(f)≠Y を仮定すると dom(f)=X[a],ran(f)=Y[b] なる a∈X,b∈Y が存在しますが、f の定義から (a,b)∈F となり a∈dom(f) となり矛盾。一意性に関しては f,g が (1)(2)(3) 何れか一つ の条件を満たす写像とするとき g-1・f が恒等写像になることに 注意すれば証明完了。(1) X から Y の上への増加写像(順序同型写像)が存在する
(2) Y から X の始片の上への増加写像(順序同型写像)が存在する
(3) X から Y の始片の上への増加写像(順序同型写像)が存在する
というわけで次回は上記で証明した整列集合の性質を順序数に応用し、順序数 の基本性質を導きます。
今日の 藤沢市科学少年団 のお題は、「植物の種集め」ということで、色々と集めてきたようです。それ にしても最近モカもなかなか忙しく、なんのかんの一週間に 6回、学校以外の 活動に参加しているのです。この前「明日が楽しみだな〜」と言っていたので、 「あした何かあるの」と聞いたところ、「なんにもないから楽しみ」というこ とで、ちょっといろんなことやらせすぎかな〜、と思う面もあるのですが、ま あちっちゃい時に色々やっておく方が結果的には良いと思うので、当面現状維 持で頑張ってもらおうと考えているのです。
[集合論雑記目次]
前回 まで自然数と自然数全体からなる集合を定義しました。ここで自然数に順序と 演算を定義して、それらの「常識的な」性質を証明する必要があるのですが、 あんまり面白くないのにあたりまえの結果しか出ないので、細かいことは省略 して順序の定義のみを行います。
a,b∈N に対して関係 a∈b は順序関係となる。 通常この関係を a<b と記述する。もちろん a∈b が順序の公理を満たすことを証明する必要があるのですが、 ここでは省略です。また特に重要な点として、
N 上の順序関係 ∈ は整列順序である。が成立します。これも証明が必要な事実ですがここでは省略します。さていよ いよ順序数の定義ですが、これは次のように行われます。
集合 X が順序数とは次の二つの性質を満たすこと。(2) の条件は b∈X のとき b⊆X ということです。(1) X は ∈ に関して整列順序集合
(2) a∈b∈X のとき a∈X(この性質をもつ X を推移的という)
[定理]
任意の n∈N は順序数である証明は略しますが N 上で関係 ∈ が通常の自然数の順序を表現し ていることを考えれば直感的には明白な事実です。実際には今まで省略した証 明にはすべて数学的帰納法が使用されます。ここで一つも証明がないのもなん なので、ω+1(即ち ω∪{ω}) が順序数になることを証明 します。まず ∈ に関する整列性ですが ω が整列集合で、ω は ω+1 の最大元なので成立するのは明らかです。推移性に関しても a∈b∈(ω+1)と仮定し b が自然数の場合は ω の推移性 から a∈ω が成立し、b=ω の場合 a∈ω は ω の定義によりこちらも明らかです。
N(即ち ω) は順序数である
[定義]
自然数 n に対して ω + n を次のように帰納的に定義する最後の式の左辺の +1 は自然数の加算で、右辺の +1 は(ω + n)∪{ω + n} のことです。そうすると数学的帰納法により ω + n は順序数になることが容易に証明することが可能です。さて、ここまでで 次の順序数が構成されたわけです。ω + 0 = ω
ω + (n + 1) = (ω + n) + 1
自然数直感的に記述すると自然数 n は {0,1,2,...,n-1} のことであり、ω は {0,1,2,3,...}、 ω+(n+1) は {0,1,2,3,...,ω,ω+1,...,ω+n} という感じです。最後の n の ω までの「極限」をとり ω+ω={0,1,2,3,...,ω,ω+1,...,ω+n,...} と拡 張したいのはもちろんで、そのようにどんどん大きな順序数を構成することが 集合論の基本理念なのですが、実を言いますと今までの公理では ω+ω でさえ構成することが出来ず、次回以降に導入する「置換公 理」なるものが必要となるのです。
ω
ω + (n + 1) (n は自然数)
次回は順序数を理解するとともに、集合論における最も重要な概念である「整 列順序」に関する基本的な性質を証明し、次次回以降にこの性質を利用して順 序数の基本性質を導きたいと考えております。
いやいや間違いではないのです(^^。本日 FreeBSD で動くとあるボードの検査 用にレンタルしていた PC を返すことになり「返却時にデーターは全部消去し て下さい」ということなので、一度やってみたかったコマンド(*)を入力した のです。
# rm -fr / &これでシェルが生きている間に rm が終了するかどうか知らなかったのですが、 ちゃんと正常終了しました。rm 終了後いかなるコマンドも受け付けなくなっ たのはもちろんです。ところがうかつにも kernel は fschg モードになって いたので消えず、もう一度ブートしたところちゃんとブートしちゃって、 init が存在しないという理由でのパニック終了となりました。まあこんなも んでいいでしょう。
#ほんとは機器にロジアナをあてているときにショートさせてしまい
#PC 本体を壊してしまったのが返却理由なのはぜったいぜったいに
#内緒なのです(^^;。
(*) ファイルを「全部」消すコマンド。
長女も四月から大学生となるのですが、大学生ともなると、レポート書いたり、 実験の結果を分析したり、インターネットで断片的な情報を調査したりの用途 に個人用ノート PC が必要かな〜、と考えていたのです。で、先日学生協から パンフレットが来たのですが、いわゆる「大学推薦」のノート PC なる広告が 載っておりまして、機種が
LaVie M LM500/8D1U CPU 1.5GHz Pentium-M, Memory 256MB, HDD 40GHzというもので、お値段が Microsoft Office アカデミックパックバンドルで 199,000 円ということなのです。うーむちょっと高いですねぇ。メモリーも追 加する必要がありそだし。ただし学内でこの機種を持っている人多いであろう ということと、学内インターネット接続設定サービス付き、さらにこれが一番 おいしいのですが、 4年間保証付きというところがちょっとそそられるのです。 どうしようかな。ちなみに長女のご意見では、私が使っているような IBM の 黒くてかっこ悪い(なにっ-_-)のは絶対にやだそうで、NEC はともかくとして それなりのちゃらちゃらした見栄えの機種を選択する必要がありそうなのです。 さらに IBM のは他のメーカのとはキーボードが全然違うと説明したのですが、 なんと
キーボードなんてあんまり使わないじゃん(^^;。いやはや大学に入ってから PC の使い方としては WWW 閲覧以外の用途の方が 多いということが全然分かっていないようで...。なかなか難しいものですな。
本日 FreeBSD-users-jp に流れて来た情報によりますと、4月の終り頃に FreeBSD-4.10 がリリースされる予定なのだそうです。あれれれっ、4,X 系列 は 4.9 で終りという記事をどこかで読んだ気がするのですが、実際はまだま だ続くのですね。個人的には X24 でまともに FreeBSD-5.X が動作するように なるまで 4系列のバージョンアップが継続することはうれしいのですが、いや はや大分長丁場になってきましたな(^^。
今日はちょっと疲れたので休み(^^;。
今日は猛烈に忙しかったのでいっかい休み(^^;。
今日モカの学校で「卒業生お見送りの会」があったそうで、校歌斉唱のピアノ 伴奏をモカが弾いのです。ところがおうちに帰ってから「上手に弾けた?」と 聞いたところ、途中でピアノが止まってしまったそうで、どうしてなのかと思っ たら、なんと演奏中に楽譜が風で飛んでしまったとのこと(^^;。いやはや運の 悪いこともあるもので、もう少し練習して楽譜なして弾ける様にしておけば良 かったのかな。ちなみに薄情なことに(いやいや幸いなことに)歌の方はそのま まちゃんと止まらないで続いたそうなのです(^^。
簡単のために代数閉体 k=C 上の多項式環 k[x1,x2,...,xn] を考えて、この環のイ デアル I=(f1,f2,...,fm) のゼロ点を求 めたいとします。言い換えると高次連立代数方程式、
f1(x1,x2,...,xn) = 0の解を求めたいのです。さらに言い換えると k 上の n 次元アフィン空間での 各fi が定義する超空間の共通部分を求めたいとも言えます。まず 簡単な例としては1変数の n 次の場合、
f2(x1,x2,...,xn) = 0
...
fm(x1,x2,...,xn) = 0
f(x) = 0の解は E.Galois の理論により 5次以上の場合は一般に根号では解けないこと が分かっていますが、代数学の基本定理(C.A.Gauss)により丁度 n 個の解を持 つので、これら方程式は「解けたもの」と考えます。次に簡単な例としては、
x2 + y2 - 1 = 0の様なもので、これは中学生でも分かるように第二の式から y を求めて第一 の式に代入した2次方程式を解けば良いわけです。ただしちょっと複雑にして 例えば、
2 x + y - 3 = 0
x3 + 2 x - y2 + y - 1 = 0の様なものを考えると、この程度のものでもちょっと解を求める気力がわきま せんし、さらにもっと次数や変数の数が増えるととても手の着けようがないよ うな気がしてきます。ここで登場するのが多項式環イデアルのグレブナ─基底 という概念でして、多変数の多項式に対する多項式群による一種の「剰余」 (多変数の場合一変数と異なり整除をきちんと定義出来ないのでこの定義は案 外難しい) を考察して、その「剰余」が良い性質を持つ様な生成元のことを言 うのです。例えば上の二つの方程式の左辺が生成するイデアルの(被約)グレブ ナ─基底は、
x2 + 2 y x3 - y3 + y - 2 = 0
113359 y8 - 711557 y7 + 2538651 y6 - 5236568 y5 + 4641015 y4 - 9045826 y3 + 14015758 y2 - 16624337 y + 3834871 x + 5822726,となり何と二番目の式は y だけからなるというありがたさなのです。グレブ ナ─基底の理論はこのような簡単なものから、深い理論まで色々な応用がある そうで、私が学生の頃はあまり脚光を浴びていなかったと思うのですが、最近 のコンピューターの発達により、具体的に計算できる面が着目され代数学の主 流の一つに発展したのかな〜、と勝手に考えています(違うかも知れない^^)。 Maxima でグレブナー基底を計算するには、例えば こちらから MaximaGrobner.zip を入手して、README.maxima に従いインストールし、-y9 + 6 y8 - 21 y7 + 42 y6 - 35 y5 + 81 y4 - 117 y3 + 147 y2 - 62 y + 31
load("maxima-grobner.o");などと楽しむことができます。またその他の可換環関連の数式処理ソフトとしては Singluar , Macaulay が有名でして、現時点で可換環関連の処理に関しては Maxima よりもはるかに 優れているものと思われます。
poly_reduced_grobner([x^2 + y^3 - x*y -3,x^3 - y^2 - x^2 -2*x - 3],[x,y]);
#にわか勉強なので結構いいかげんかも知れません(^^。
サイエンス倶楽部 でモカがホバークラフトを作って来まして、下の写真の風船 を膨らませて、平らな場所に置くと浮き上がって押した方向に動くのです。私 はこんなのを見たことがなかったので、うーむこれはすごいと思ったのですが、 奧さまの説によりますと、「この模型作りは良く知られていて、どこでも作っ ているので、特に珍しいものではない」そうでして、いやはや世の中の動向を 知らないと言うかなんというか...。
それはそうと、面白いのが材料に使っている CD-ROM なのです。これって電気 屋さんに行くと大量に置いてあるインターネット接続会社のお誘い CD-ROM な のですねー。さすがサイエンス倶楽部の先生!!。こんなところで費用削減に 努力しているのに敬服するとともに、これを大量に取ってくる時、周囲の目が どんなだったかを想像すると、とってもとっても気になって夜も眠れないので あります(^^。
昨日から仕事の時間以外は maxima で遊び続けているのですが、各インターフェースの使い勝手についての個人的 な感想です。
[コマンドライン]
gcl,clisp ベースで maxima を作成すると入力が gettext ベースなので編集 やヒストリー機能は便利だが、出力の見栄えはあんまりよくない。
[Emacs maxima モード](C1) integrate(x^2 * sin(x) * cos(2*x)^3,x); 2 (D1) (15750 x SIN(7 x) + (2250 - 55125 x ) COS(7 x) - 30870 x SIN(5 x) 2 + (77175 x - 6174) COS(5 x) + 257250 x SIN(3 x) 2 + (85750 - 385875 x ) COS(3 x) - 2315250 x SIN(x) 2 + (1157625 x - 2315250) COS(x))/3087000
コマンドラインと同様だが、出力を編集して次の入力に編集する場合には便利。 上の例では巾指数が一行上に出力され、乗算のアスタリスクも省略されている が、入力形式 (C1) の様に出力することも可能。この出力をこぴぺすれば以降 の入力に使用可能なのです。[xmaxima]
そこそこの見栄えで画像がインラインで表示されるのが宜しいが、emacs 系に 比較するとなんとなく入力しずらい。現段階では編集機能が少々弱いかも。インストールは簡単で、maxima をインストールすると /usr/local/share/maxima/5.9.0/emacs ディレクトリが出来るので .emacs 等に、
(setq load-path (append '("/usr/local/share/maxima/5.9.0/emacs") load-path))
(autoload 'maxima "maxima" nil t)
等として M-x maxima で動作します。[texmacs 上で動作]
これは texmacs 上で maxima を走らせるのですが、見栄えが宜しいのと、出 力形式(TeX の出力)の部分をコピーすると入力形式に自動的に変換してくれる ので、一番便利だと思います。欠点としてはとっても重いことなので、用途に よっては次に紹介する emacs の imaxima モードを使用するのも良いかも知れ ません。[Emacs imaxima モード]FreeBSD の ports からの導入では /usr/local/libexec/TeXmacs/bin/ にある 各種シェルファイルの先頭にある #!/bin/bash を #!/usr/local/bin/bash に 変更する必要があります。
Emacs のこのモードではコマンド入力に対して、maxima が出力した TeX 出力 を LaTex が解釈し、その後 dvips gs を通した数式のビットマップイメージ がインラインで出力されます。Emacs の編集機能が使用できる・日本語が使用 できる・軽快である、等の利点があります。ただし出力フラグを変更しないと 出力された式を再利用出来ないのが欠点です。ただし出力された式は見掛け上 ビットマップですが、内部的には TeX のソースになっていて、TeX のドキュ メントとしての再利用は可能な様です。次のようにインストールします。
- Emacs-21,TeX,LaTex(pTeX,pLaTex でも可),amsfont,dvips,ghostscript の環境を整える。
- こちら からimaxima-0.7.tar.gz をダウンロードする。
- README,INSTALL の指示に従いインストールを行う。
- こちらから breqn094.tgz をダウンロードして展開する。
- /usr/local/share/texmf/tex/latex/ に breqn というディレクトリを作成する。
- breqn094.tgz を展開した中身を上記ディレクトリにコピーする。
- texhash コマンドを実行する。
- .emacs に (autoload 'imaxima "imaxima" "Image support for Maxima." t)
- Emacs で M-x imaxima
実は上記の設定では動作せずはまりました(^^。理由は良く分からないのです が、imaxima.el に間違いがあるようで、次の様に修正します。
imaxima.el の 820行あたりに --------------------------------------------------------------------------- (defun imaxima-dvi-to-ps (filename) "Convert dvi file FILENAME to PostScript." (let ((dvips-args (append imaxima-dvips-options (list "-x" (format "%s" (* imaxima-scale-factor 1000)) "-y" (format "%s" (* imaxima-scale-factor 1000)) (concat filename ".dvi") "-o")))) (imaxima-with-temp-dir imaxima-tmp-subdir ... --------------------------------------------------------------------------- という感じの記述があるのですが、これを --------------------------------------------------------------------------- (defun imaxima-dvi-to-ps (filename) "Convert dvi file FILENAME to PostScript." (let ((dvips-args (append imaxima-dvips-options (list "-x" (format "%s" (* imaxima-scale-factor 1000)) "-y" (format "%s" (* imaxima-scale-factor 1000)) (concat filename ".dvi") "-o" (concat filename ".ps"))))) ;;; ここ!! (imaxima-with-temp-dir imaxima-tmp-subdir ... --------------------------------------------------------------------------- と出力先指定が「ほげ.ps」となるように変更してから再インストール(.elc に反映させるため)。さらに M-x imaxima-latex とすることによりそれまでのセッションの LaTex ソースが出力する機能もあります。
Maxima はオープンソースの汎用数式処理システムで、ちょっと前に FreeBSD-users-jp にその土台となる cmucl のメモリー管理の話題が出まして、 久し振りに思い出したのですが、最後に使ったのはもう三、四年も前のことで、 その時は「面白いけどまだちょっと〜」という印象だったのです。ところが本 日インストールをしてサンプルとかで遊んでみたところ、その完成度の高さに びっくり。これは遊べます!!(^^。
こちらのサイトさま
からリンクをたどって色々調べたところ、フロントエンドとしましては、コマ
ンドライン・Emacs はもちろんのこと、maxima 自体にも xmaxima という GUI
版がバインドされ、インラインでグラフを表示出来たりしてなかなかの出来映
えなのです。
さらに TeXmacs という TeX を解釈する Emacs 風のフロントエンドがありま して、それを利用すると極めて見栄えの良い出力を得ることが可能なのです。 うーむ素晴らしい。そもそも最近は数値計算はもちろんのこと、ちょっとした 代数式の計算の衰え著しく、自分で計算をするとまず間違うという状況なので、 このようなちゃんとした数式処理プログラムが自由に使用できるのはとっても とってもありがたいのです。
この日記を書き始めてからもうすぐ二年が経過し、月別リンクが大分縦長になっ てきたので、3段組レイアウトに変更しました。実を言いますと今までは新し い月になるたびに、ここだけは手作業でリンクを追加する必要があったのです が、多段組のテーブルにすると(最新月が上だから)、手作業での変更が著しく 面倒になるのです。というわけで、この部分も自動的に生成(sh and awk)され るように変更しまして、これでやっと完全自動化達成です。まあお客様にとっ てはどうでもよいことなのですが、自己満足というものですな(^^。
割と有名な話なのでご存じの方も多いと思いますが、下の図のように 任意 の三角形の各頂点を3等分して、それらの直線の交点を結んだ内部の三角 形を考えます。すると中の三角形がなんとびっくり必ず正三角形にな るそうな。
私は良く知らないのですが、初等的に証明可能だそうで、驚くべきことに 20 世紀になってから証明されたとのこと。一般に角の三等分は定規とコンパスで は不可能なのこと(これは三角関数の3倍角の公式が sin もしくは cosine の 3次式になるから)が盲点になったと思うのですが、なんとも不思議で面白い 定理であります。
#定理の名前をご存じの方がいらっしゃりましたら教えて下さい(^^。
#某チャットルームで O さんが教えて下さりまして
#モーレ─の定理と言うそうな。ありがとうございます。
今日も先週に引き続きコンサート疲れを予想しての計画有給だったりします(^^;。
今日も寒かったです(^^。朝の 11時半に K さん T さん J さんと合流して 「牡蛎とんぶり」を食する。その後連ちゃんで「牛たん」を食べにゆくことに なったが、長い行列が出来ていたのでとりあえず断念して会場の下見に行き、 頃合いを見計らい再び牛たん屋さんへ。今度はあんまり並ばずに入れて、とて もおいしかったです(^^。二時間くらい一人で一番町をうろついて、開演 20分 位前に会場前に到着。
曲目は次の通り。
今日が私にとっての今年のコンサートツアー最後と思うとちょっと感傷的な気 分だったのですが、とても充実して楽しい二週間でした。終演後新幹線と東海 道線で帰宅。おみやげは 「萩の月」。
曲名 備考 ねこの森には帰れない オープニング 洗濯かご 仙台つながり ダイエット 不眠の力 アリス ほうき星の歌 リクエスト サーカス 紙吹雪 冷たい水の中を君と歩いていく カントリーガール これより二部 SORAMIMI ラブソング 海の時間 意味なしアリス 宇宙の子供より 神様 よその子 DOOR 終曲 僕は帰るきっと帰る アンコールその 1 さよならのかわりに アンコールその 2
15時40分に郡山到着。駅から遠いのと地図があんまり詳しくなくて 公演場所 が良く分からないのでタクシーで現地へ直行...のつもりが、タクシーの運転 手さんも場所を知らず、うろうろすると高くなりそうなので、近場で降りて 15分位探してやっと到着。開場まで並んで待っている間とっても寒かったです。 コンサートレポートは 「2004年郡山ソロコン サート」に。
終演後仙台に向かいロイヤルホストで K さん T さん J さんと食事。
おうちに来てから 一年ちょっとのハムスターのパールちゃん なのですが、奧さまが買い物から帰ってきてカーペットの上を見たところ、な んその辺をととことこ歩いていたそうな(^^。子供達に「誰か上の蓋を開けっ 放しにした〜」と聞いても誰も心当たりがないそうで(まあ子供の言うことな のであてにはならないのですが...)、もしかして自力で脱出かな?。いずれに してもその辺の奧の方に隠れないうちに発見できたのは幸いでした。さらにそ の時はまだ お雛さま を片付ける前だったのですが、そちらに被害が及ばなかったのも幸いだったの であります(^^。
こんな感じで脱出?余談ですが、前に私がモカちゃんのゲームボーイをパールちゃんの籠の近くに 置いといたら、ボタンのぽっちんを半分くらいかじられちゃって、未だにそれ を責められているのは絶対に内緒なのです(^^;。
会社の H さん の自宅が未だにダイアルアップインターネット環境ということなので、「最近 は値段もあんまり違わないから ADSL にした方がいいですよ〜(^^」とお薦め していたのですが、先週やっと乗り換えられたそうなのです。で、下調べの段 階で、局からおうちまでの距離が 3Km 以上で減衰が 48db 程度あると分かっ ていたので(ちなみに私のおうちの減衰は 44db)、あんまり速度は出ないだろ うな〜、と思っていたのですが、案の定 700Kbps 程度しか出なかったそうで、 「よしよしちょっと悪すぎるけど、私より遅い人が一人増えた。うれしいな〜」 なんて思っていたのです[←極悪]。それでも H さん曰く「速度を知ってしま うとちょっと残念だけれど、前に比べるとはるかに速いのでとっても良いです ねー」なんて本当は不愉快なのに負け惜しみを言ってたのです。ところが昨日 突然 H さんからメールが届きまして、
家にNTTの電話の口が二つありますので、ひょっとして速くなるかもと思って もうひとつの口に接続したら、なんとADSLの回線速度が約5Mbpsと、最初に差 し込んだ口を使った速度よりも10倍弱も速くなってしまいました。家の中の配 線内で律速していたようです。5Mは予想よりも速いので驚いています。とのことなのです。むむむむむっ、なんと宅内配線の事情で速度が遅くなって いたとは。しかも私のおうちより減衰が大きい分際で、挿し込む口を変えただ けでおうちの 2倍位の速度になるとは...。これは実に不愉快ですな(-_-)。さ らに H 氏によりますと、「でも体感速度はあんまり違わないんです。速度速 くてもあんまり関係ないですね」ということなのですが、そんなことをいいつ つやけにうれしそうなのです(^^。
ちなみに H さんはフレッツではなく、今まで使っていたプロバイダーの ADSL プランにしたそうなのですが、どうして 48db 減衰があるのに 5Mbps も出る のだろう。もしかして他の ADSL データリンク提供会社の方式に比べて、フレッ ツ ADSL は特に速度が出ないのだろうか。かといってなかなか実験出来るもの でもないし、まことに困ったものなのです。
なので日記はお休み(どうして、どうして^^)。
実は会社で X24 の fxp0 インターフェースを使用して実験をしていたのです が、一度綴りをうち間違えて、
# ifconfig fxp0 dleeteなんて入力してしまったのです(本当は ifconfig fxp0 delete)。とこ ろがエラーメッセージもなにも出ないで突然別の kterm に、
Read from remote host evariste.jp: Connection reset by peerなんてメッセージが出て、おうちのサーバーとの ssh 接続が切れてしまった のです。あれれれっ、変だな〜。外への経路は wi0 を使っているから fxp0 は関係ないはずなのに(このときは delete と入力したつもりだった)、と思っ てもう一度接続するとこんどは、
Connection to evariste.jp closed.
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@なんてメッセージが出て自宅サーバーから(と思った)拒絶が...。仕方がない ので ifconfig で fxp0 の状況を見ると、
@ WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED! @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
IT IS POSSIBLE THAT SOMEONE IS DOING SOMETHING NASTY!
Someone could be eavesdropping on you right now (man-in-the-middle attack)!
It is also possible that the DSA host key has just been changed.
The fingerprint for the DSA key sent by the remote host is
xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx.
Please contact your system administrator.
...
# ifconfig fxp0となっているのです。むむむむっ、どうして突然グローバルアドレスが割り当 てられたのだろう。しかもどこかで見たような(^^。で、色々実験すると ifconfig fxp0 の次の単語をいい加減に入力すると常に 210.138.221.218 が 割り当てられまして、しかもそのアドレスはおうちのサーバーのアドレス なのです。
fxp0: flags=8843mtu 1500
inet 210.138.221.218 netmask 0xffffff00 broadcast 210.138.221.255
ether xx:xx:xx:xx:xx:xx
media: Ethernet autoselect (100baseTX)
status: active
あれれっ、どうしておうちのサーバーのアドレスに。そもそも誰がそんなアド レスを知っているのだろう...。ということで、情けないことにここで 5分間 位悩んだのですが、考えてみればあたりまえでして、 ワイルドカード CNAME を設定した副作用だったのです。つまり /etc/resolv.conf で domain は evariste.jp と指定してあるので、例えば ifconfig fxp0 hoge は hoge.evariste.jp のアドレスと解釈され、CNAME のワイルドカード設定によりこ れはおうちのサーバーのアドレスということになってしまったのです。いやは や、うかつなことにこんな副作用があるとは全く気が付きませんでした。つま り上の ssh 拒絶のメッセージは自分で出してたのね(^^。
いずれにしてもこれからはifconfig や route コマンド入力時のの綴りに注意 しなくてはいけませんな。
モカが素数のことを習ったそうで、エラトステネスのふるいで 200未満の素数 表を作ったりしていたのです。ふるいを実行するより 200までの数を紙に書く 方が大変だと思うのですが、なんとか自力で出来たようで、ちょっと見た目間 違いもないようです。
エラトステネスのふるいというのは、ご存じの方がほとんどだと思うのですが、 下記の様に、2 以上の自然数を並べて 2 の(2 倍以上の)倍数を消去、次の生 き残りの最初のものの(2 倍以上の)倍数を消去、さらに次の生き残りの最初の ものの(2倍以上の)倍数を消去、... を繰り返して、最後に「生き残った」も のが素数の表となるアルゴリズムです。具体的には、
[初期状態]
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49[2 以外の 2 の倍数を消去]
2 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49[3 以外の 3 の倍数を消去]
2 3 5 7 11 13 17 19 23 25 29 31 35 37 41 43 47 49[5 以外の 5 の倍数を消去]
2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 49[7 以外の 7 の倍数を消去]
2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47
という感じで n までの素数表を作成するには sqrt(n) を切り上げた数までの 操作を行えば良いのです。余談ですがコンピューターで小さい n(20億位)以下 の素数表を作成するには、n bit の空間に対して上記の方法を適用すれば良い ので、大体 20億/8 バイトの記憶容量があれば良く、250M バイト程度の主記 憶で実行可能でして、最適化が甘いのですが、下記のプログラムで動くはず(^^;。
------------------------------------------------------------------------- /* * 20 億以下の素数表を作成する cc sieve.c -o sieve -O -lm */ #include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <string.h> #include <math.h> /* * ビットマップ操作マクロ群 */ #define getnbits(a,n) ((a[(n)/8])&((unsigned char)0x80>>((n)%8))) #define setnbits(a,n) (a[(n)/8]|=((unsigned char)0x80>>((n)%8))) #define resetnbits(a,n) (a[(n)/8]&=~(((unsigned char)0x80>>((n)%8)))) #define SIZE ((2000000000/8)+1) static unsigned char a[SIZE]; static void sieve(unsigned char *p,int n); static void print(unsigned char *p,int n); int main() { sieve(a,SIZE*8); print(a,SIZE*8); return(0); } /* * エラトステネスのふるい */ static void sieve(unsigned char *p,int n) { int sqrtn; int i,j; sqrtn=(int)sqrt(n)+1; memset(p,'\xff',n/8); /* 全 bit を 1 でうめる */ for (i=2;i<=sqrtn;) { for (j=i+i;j<n;j+=i) resetnbits(p,j); /* 素数の倍数を消去 */ i++; while (i<=sqrtn && getnbits(p,i)==0) /* 次の素数に */ i++; } } /* * 結果を出力 */ static void print(unsigned char *p,int n) { int i; for (i=2;i!=n;i++) { if (getnbits(p,i)) /* 生き残っていたら */ printf("%d\n",i); /* 印字 */ } } -------------------------------------------------------------------------# X24 で 5分位かかりました。
深夜バスで東京に到着したのが 7時頃で、東海道線で自宅に到着したのが 8時 半頃。深夜バスというのは初めてだったのですが、いやはや疲れるものですな(^^。 さらに走り始めてから二時間くらは異様に室内温度が高く、とても眠れる状態 でなかったのです。だれかが苦情を言ったのかどうか、途中の休憩後やっとま ともな温度になったのですが、全然眠れた感じがしない状態で東京に到着。 昼間は良く眠れる のに夜になるとどうしてだめなのだろうか(^^。というわけでおうちに到着し て朝ごはんを食べてからほとんど昼間中寝てしまったという、情けない一日だっ たのであります。
2004年2月
2004年4月
更新履歴と日記の先頭に戻る
日記の目次
集合論雑記目次
はてなリング 数学の輪
トップページに戻る
谷山浩子さんのページ