02/25 aiueo 01/01 かがみ 01/01 ゼルプスト殿下 01/01 かがみ 01/01 ゼルプスト殿下 05/10 かがみ
というわけで 、本日健康診断だったのですが、もちろんもっていくべきものはおとといのう ちに準備してあったのです。ただし二日に分けてとるのを、一回でごまかして しまったのはないしょなのです。 肝心の結果ですが、さすがにこの年になると色々壊れてくるらしく、どうも血 糖量に問題があるようで、私は絶対に運動しない(育ちが良いので鉛筆より重 いのを持ったことがない^^)人なので、これは食べる量を減らすしかありませ ん。それはそうとおそらくこの 25年くらいで初の快挙が!
いままで「ちょいでぶ注意」だったのがついに「普通」になった(^^。私の身長は大体 175cm なのですが、本日の体重は 76.2Kg。でもってこれ以上 で「ちょいでぶ注意」の臨界値が 76.8Kg(^^。つまり 600g の差でセーフだっ たのです。まあこの身長での標準体重は 67Kg 程度ということで、まだ 10Kg も差があるのですが、無理にやせても意味ないので、再びぶたの道を歩まない 様今後注意するということで満足しましょう。
[10時30分とっても空いてる電車の中で]
今日は恒例となったつくばへの出張です。会議ではあんまり発言することもな
さそうなので、開発の内職でもしてようかな(^^。
[19時45分とっても空いてる電車の中で]
とういわけで会議が終わったのが 19時過ぎ。いやはやおうちに着くのは 22時
過ぎですなあ。ちなみに内職は結構はかどったのでした(^^。
[集合論雑記目次]
[2006年6月8日] 集合論雑記の強制法に関する部分はPDFファイルにまとめました。 こちらの方が誤りが少なく、論理的にも整理されていると思います。 詳しくは 2006年6月8日の記事 を参照して下さい。[注意]下記証明では後で論ずる強制関係における等号の性質を 暗黙に使用している部分があります。http://evariste.jp/kagami/diary/0000/forcing-1.0.pdf
http://evariste.jp/kagami/diary/0000/forcing-1.0.tex
昨日 基本論理式以外に関する forcing の定義を行いましたが、本日は基本論理式 に対する forcing の定義を記述します。尚、定義自体は、 Kenneth Kunen 著 Set Theory をそのまんま引用です。まず記述を簡単にするために に対し が dense below なる概念を定義します。
[Dense below の定義]
とし が dense below とは次の条件を満たすこと。
ここで未記述であった の定義を記述します。
[F1. の定義]
が成り立つとは次の F1-1, F1-2 の条件が成立すること。
F1-1.[F2. の定義]
is dense belowこの条件を今後 と記述する.
F1-2.
is dense below
が成り立つとは次の F2 が成立すること。
F2. is dense belowこれで 昨日 の P1〜P6 を証明する準備が整いました。まず P1 の証明です。
P2 の証明は P1 と同様な論理計算です。P3 は のとき dense below が dense below を導くことと F1, F2 の定義から得られます。P4 は の定義に従い論理式の数による帰納法によります。
ところが上式の右側の全称記号は 上の(forcing とは関係がない)通常の解釈なので
と書き直すことが可能です。 は 論理式だったので、帰納法の仮定により
[集合論雑記目次]
[2006年6月8日] 集合論雑記の強制法に関する部分はPDFファイルにまとめました。 こちらの方が誤りが少なく、論理的にも整理されていると思います。 詳しくは 2006年6月8日の記事 を参照して下さい。前回 集合論(ZFC)の推移的モデル とそれに属する半順序集合 に対し て、P-名称からかるクラス と の要素の標準名称を定義しましが、ここで P-Generic の標準名称 を定義します。http://evariste.jp/kagami/diary/0000/forcing-1.0.pdf
http://evariste.jp/kagami/diary/0000/forcing-1.0.tex
を -Generic の標準名称と呼ぶは特定の P-Generic(存在してもしなくても)とは無関係に 上定義可能であることが重要です。
まず、集合論の言語に P-名称、すなわち の要素をすべて定数として追加した言語を考え、この言語を forcing language と呼ぶこととします。さて を論理式とし、自由変数はすべて に現れるものとします。このとき (名称を表す対象式には \dot を付加する場合が多い)に対し強制関係
( は を強制する)を今日は一部分定義して、証明抜きで基本的な性質を列挙します。
[forcing の定義]
F1. の定義は 次回以降肝心の F1, F2の定義は案外難しいです(少なくとも私にとっては...)。ここで F1,F2 の性質に依存するので、もちろん今証明を記述出来ないのですが、 forcing の重要な性質をいくつか列挙します。
F2. の定義は次回以降
F3.
F4.
F5.
P1.ここで 論理式は次の様に定義されます。
P2.
P3.
P4. を 論理式とするとき
P5. を ZFC の公理とするとき
P6.
D1. は 論理式さらにそんなに難しくはないのですが、個人的にか結構気になっていた基本的 な事項、即ちP-Generic の標準名称 が強制関係において、確かにGenericの性質を満たすことも示したいと考えて います。即ち下記の証明を記述します(最初なのでかなりくどい記法になって います)。
D2. を 論理式とするとき も 論理式
D3. を 論理式とするとき も 論理式
D4. を 論理式とするとき も 論理式
うるさいこと言うと の順序関係を とした場合 が の順序関係であることが強制される事実も示す必要もあります。
次回は F1, F2 の定義をきちんと行い、比較的簡単な P1, P2, P3, P4 を証明 する予定です。ちなみに P5 の証明はそれ以前のものに比べてはるかに難しい です。
OSのおまけに電卓が付いてくることは結構多いのですが、実用的に使用出来る ものは案外少ないと思います。そもそも私は電卓に関して案外 わがままなとこ ろがありまして、次の条件が満たされないといまいち(絶対に?)使用する気分 にならないのです。
逆ポーランドでないと絶対にだめ。ところが本日偶然、どうせTigerのおまけ電卓もたいしたことないんだろうな〜、 と思って電卓を起動してみたのですが、これがホントに素晴らしいのですよ(^^。 まず RPN (逆ポーランド入力)を使用出来るモードがちゃんとありまして、さ らにいわゆる科学技術計算モード、プログラマーモードもありまして、今まで RPN のフリーソフトを色々と集めて用途により使い分けていたのですが、今後 はこれ一つですべての用途に使えそうなのです。うーん素晴らしい(^^。
プログラマー向け 16, 10, 8, 2進数が使用出来ないとだめ。
cos, sin, exp 等の初等超越関数近似機能も欲しい。
お昼休みにうだうだしてたら、会社の取締役の T さんが私のところに来まし
て、「あれっ、かがみさん HP のノート使ってるんですか」と言うのです。
なに〜、えっちぴーだと〜!!なんと失礼な(=_=)どうも遠くから見ると これに 似てるということなのです。でも似てるっていったって、単に銀色っぽいだけ じゃん(^^。格調高い PowerBook と間違えないでちょうだいよ!。
ところで Tさんによりますと、こんど上のリンクの HP 4800/CT シリーズを買 おうかな〜、という話なのですが、いつの間にか机の上の PowerBook が HP と入れ替わっていたらどうしよう(^^。
私が勤めている会社ではいろいろなデーターを収集する機材を開発しているの ですが、実際の現場では種々の原因により、まれにデーターを収集しそこなう 場合もあるのです。その場合データーを補完する必要が発生する場合もあるの ですが、詳しい人の話によりますと、
データーの補完は、通常 1次から 5次までの多項式を使用して行う場合が多いそうなのです。うーむどうして最大 5次なのだろう...。ここで普通(普通じゃ ないか^^)思いつくのは、「5次以上の方程式は一般に四則演算と冪根では解け ない」ということで、もしかして実測データーというのは例えば楕円関数(5 次方程式は楕円関数を使えば解ける)を使用すると良い近似が出来るのかな?
いやいやもちろんそんなことがあるはずがなく、経験的に 5次位で十分という のがほんとの理由なのですが、「5次方程式」というとすぐに「代数的な観点 から反応してしまう」というのも、長い間の習性とはいえ、実生活では役に立 たないことおびだたしいですな(^^。
本日の 21時頃食事も終ってうだうだしていたら、突然家族全員知り合いの人 (Aさんとします)から電話が。話を聞くと、彼が使っているシャープのノート PC が突然ブートしなくなり、Windows XP を再インストールしたけどうまくゆ かず、明日どうしても使用したいのと、中に入っているデーターがなくなって しまうと大変面倒なことになる、ということなのです。
「えーっと、領域は C, D に分割してあるのですか」と聞いたところ、そうなっ ているそうで、再インストール時にデーターが置いてある D は壊していない はずであるということなのです。いずれにしても話を聞いただけではらちがあ かないので、奥様に運転お願いして車で 30分位の A さんのお宅に出陣しまし て、到着が 22時。もってったものは、
でして、鞄二つにつめこんでなんか大変な騒ぎになってきました(^^。
- PowerBook --- これは調べものが必要な時 AH-K3001を使ってネットに接続す るため。
- FreeBSD/X24 --- これは A さんのノート PC のハードディスクをマウン トして調べるため。
- 2.5inch HDD/USB 変換箱 --- 2 で使うため。
- USB たこ --- 2 で使う場合ノートでは電源が不足する可能性があるため。
- 余っている 2.5inch 30Gハードディスク --- 何かのときに役立ちそう。
- ドライバーセット --- HDD を外したりする場合必要かも。
一番気になったのは、ハードディスクが簡単に外れるかということだったので すが、幸いねじ二つだけで取れる様な機構になっていまして、その点はほっと したのです。さっそく取り外して IDE/USB 変換箱経由で X24に接続したとこ ろうまいこと認識されまして、デバイス名が /dev/da0。Fdisk で調べたとこ ろ、確かに二つパーティションが切ってあります。でも XP なのに FAT32形式 だったのにはちょっとびっくり。な〜んだ、それなら PowerBook だけ持って けば良かったかな。それはともかく、まずは C ドライブをマウントしてみよ うということで、次のコマンドを実行です。
これはうまいことマウント出来まして、確かに C ドライブっぽい内容です。 よしよしこれならば D ドライブも簡単にマウント出来て、とりあえずデーター の退避は簡単に出来るであろうと思ったのです。ところが /dev/da0* のどれ を使っても、D ドライブをマウント出来ないのですよ!。# mount -t msdos -oro /dev/da0s1 /mnt
うーむ、もしかして D ドライブの先頭のメタ情報が壊れているとするととっ ても面倒、といいますか、修復不可能だろうな。困ったな〜、と思いつつ次な る作戦は、持って行ったハードディスクを A さんのノート PC に入れ、それ に Windows XP をインストールして、A さん所有の調子が悪いディスクを USB 経由で刺してみようかということです。インストールするのに一時間近くかか りそうで、すでに時間は午前零時を回ったのですが、乗りかかった船!ここで やめる訳にはいきません。世間話をしているうちにインストールも終了しまし て、さっそく A さんのディスクを USB 経由で刺したところ、おお!
E ドライブと F ドライブが見えるではないか(^^。さらに間違いなく F ドライブの内容は、もともとの D ドライブの内容である とのこと。これでやっとこデーターを救うことが出来そうです。ということで、 F(A さんの調子が悪いディスク)から C(私のハードディスク)に重要そうなフォ ルダー全部まとめてコピーしようとしたのですが、半分予想していた通り途中 でエラーが発生します。特定のファイルが読めないようです。そこでちと面倒 だったのですが、コピー不能なフィアルはあきらめてもらうということで、一 つ一つ確認しながらファイルをコピーを行ったのですが、幸いにして、コピー 出来なかったファイルは大して重要でないものばかりだったのです。でも、な かなかスリルのあるコピー作業でした(^^。
これですべてがうまく行った様ですが、問題は今 A さんのノート PC に入っ ていて、非常に調子よく動作しているディスクは私のものだということで(笑)、 まあ私にとっては緊急に必要があるものでもなく、A さんにとっては「明日ど うしても必要」なものだそうなので、落ち着くまで一月間程度、そのままの状 態でお貸しすることにしました。
ちなみに Aさんはちともったいなさそうにしていたのですが、「今まで使って いたハードディスクは破棄して新品を購入しないと、また同じことになります よ!それからバックアップはまめにとること!!」と念を押したことはもちろ んです(^^。作業終了が早朝 2時で帰宅が 2時30分。980円の IDE/USB 変換機 君、大活躍でした。
巨大ヘッドフォンを繋いでみた |
おうちに帰ってさっそく、「一日遅れのプレゼントで、しかも iPod mini じゃ ないんだけど〜」と見せたところ、モカちゃん大喜びで言うには、
あれれれっ、それ iPod mini じゃないの?あはは!やっぱり違いが分かってなかったのね(^^。というわけでご家族様 PC にiTunes をダウンロードして、さらにモカちゃん所有の CD を AAC(192Kbit だよ!!) に変換して iPod mini にダウンロードして聴いてみたのですが、 それなりの音は出るようで、なんか私も欲しくなって来たのですが、いやいや これ以上散財するのはぜったいぜったいに避けなければいけません(^^。
今日はモカちゃん 12才の誕生日。みんなでお祝いのケーキを食べたのですが、 肝心のプレゼントは、「特に欲しいものないな〜」というので今年は特に上げ ないつもりだったのですが...。
今年も健康診断の日がが近づいてきました。いやいや前みたいなねたにするつ もりはないのですが、一つだけ大きな謎があるのです。つまりですな!洋式の トイレで検便のねたを採取するのは非常に難しい、ということに関して 前回 非常に論理的かつ精緻なる考察を行いましたが、要するに沈んでしまうと後が 非常に面倒になるということなのです。そこでなんとか沈まない算段を行う必 要が生じるのですが、「大きいのは沈みやすい」ということは経験的に良く知 られている事実であると思います。というわけで、最初の部分を「切って」小 さい状態のを浮かせて採取する手法が一般的な訳ですが、ここで大いなる謎 が...。
おっきくてもちっちゃくても比重は同じはずなのに、どうして浮いたり沈んだ りするのか(^^。むむむむむっ、これは科学史上最大の謎なのでは!!。リーマン予想より難し いかもしれない。もしこの大問題に対する納得のゆく理論が構築出来れば、人 類最大の知的偉業が達成されるとともに、健康にもとっても役立つということ で、ノーベル医学賞生理学賞の受賞は間違いありません。それにしても難解 な(笑)。どこから手をつければ良いのだろう(^^。
今日はとっても体調が悪くて、会社休んで一日寝てました。休日中数学で無理 しすぎてるのか?
[集合論雑記目次]
[2006年6月8日] 集合論雑記の強制法に関する部分はPDFファイルにまとめました。 こちらの方が誤りが少なく、論理的にも整理されていると思います。 詳しくは 2006年6月8日の記事 を参照して下さい。http://evariste.jp/kagami/diary/0000/forcing-1.0.pdf
http://evariste.jp/kagami/diary/0000/forcing-1.0.tex
Forcing(強制法)という概念は、連続体仮説の ZFC からの独立性と選択公理の ZF からの独立の証明において、1963年に Paul Cohen により提唱された、極 めて斬新的な手法です。ここでは歴史的な順序は追わず、最初に Generic な る概念を定義します。 まず半順序集合の稠密部分集合(dense subset)の定義から。
[稠密部分集合の定義]
半順序集合
の部分集合
が
で稠密とは次の条件が成立すること。
そして Generic の定義。
[Generic の定義]
を半順序集合とし最大元
を持つとする(半順序構造は明記しないが、これも
の要素とす
る)。
上のフィルター
が
上
-generic とは次の条件を満たすこと。
が を満たすとき興味ある Generic は の要素にはなりません ( Martin の公理参照 ) 。それではどこの要素となるのかと言いますと、 が ZFC の可算モデルの場合は の要素となることが分かるのですが、ZFC の可算モデルの存在はゲーデルの不 完全定理により ZFC からは証明出来ません。しかしながら証明しようとして いる文脈で必要とする「有限な」公理系に対するモデルの存在は証明出来るの で、それを考えるというアプローチが考えられます。それにもかかわらず、可 算モデルのみを考えるのは色々不便な面があるのと、実際には の要素である半順序集合に対する仮想的な Generic を考え、それにを に付け加えた「仮想的な拡大」 を考えて推論を行うことは超数学的に正当な推論のちょっと省略した記述であ る、ということが(おそらく Boolean-valued model による手法により)知られ ています。そこで当面「generic が存在しない」という点に関しては気にしな いで推論を進めることとします。
さて Generic G はフィルター(特に超フィルターともなると)というだけで仮 想的な感じが強いのですが、Generic なる条件を考えることにより、さらに仮 想的な雰囲気が強まり(竹内外史先生の言葉によると「夢の世界」)、その性質 を具体的に記述するのは難しい感じがしますし、事実そうなのです。
ただし、具体的な性質は(少なくとも からは)定まらなくとも、forcing language という の要素の「名称」(これは で定義可能)の集合(クラス)なるもの を考え、個別の に対して、その名称間の論理式に対する強制関係(forcing relation)を考える ことにより、 の要素間の「性質」に関して調べることが可能である、というのが今後何回か に分けて記述する予定である forcing の主眼なのです。正確な定義を一つも しないのもなんなので、まずは -名称(P-name)の定義を。
[P-名称(P-name)の定義]
を ZFC の推移的な(集合またはクラス)モデルとして
を最大元をもつ半順序集合(順序構造も
の要素)とする。このとき次の定義を行う。
(1) は -名称である。(2)をもう少し分かりやすく記述すると
(2) に対する までの -名称が定義されていたとする。このとき が の -名称であるとはis a P-name of
(2') is a relation and is a P-name)名称 に対しその domain は通常の定義です。
P-名称全体の集合(クラス)を と記述します。 は Generic と無関係に定義可能であることが重要です。気分的には というのは が 「程度」 の要素であるという感じです。特に、上の定義に現れる を全部 1 として domain をもともとの集合の要素に限定することにより、 の要素 の「標準名称」 を定義することが出来ます。通常は は \check{x} なる記法を使うのですが mimeTeX で \check が使えないので、 この日記では \tilde で代用します。
[標準名称の定義]
(1)の要素をその標準名称に対応させることにより、 を に埋め込んで考えることが出来ます。
(2)
OmniGroup から将来の Intel Mac のサポートに関して何らかの声明が出てるかな〜、と アクセスしたところ、それに関しては特に記述がなく、 OmniGraffle Version 4 ベーター版 がリリースされていました。さっそくダウンロードして使ってみたのですが、 かなりユーザーインターフェースが変化していた驚きました。慣れるまで少々 時間がかかりそうです。ベジェ曲線(Bezier curves)のサポートが一番の売り かな。今までの版では、見栄えの良い曲線を書くのにちと苦労が多かったので、 これは助かります。
夏頃に正式版がリリースされ、OmniGraffle 3 Professional からのアップグ レードは49.95ドル。きっと払っちゃうんだろうな(^^。
最近読んだ雑誌「日経サイエンス2005年6月号・ビッグバンをめぐる6つの誤解」 の記述によりますと、背景輻射との関係において宇宙の絶対静止座標は定義可 能であると書いてあります。トップ記事でわざわざ書いてあるのでうそではな いと思いますし、直感的にもなんとなくそうかな〜とは思うのですが、まあこ ちらの方は全くうといので、書いてあることを信じているだけというのが本当 のところだったりします(汗)。分かりやすくなくってごめんなさい(^^。
つまんない知識を書きますと、アインシュタインの一般相対論の一つの解とし て「ゲーデルの回転宇宙」というものがあり、これは明確にマッハの原理を否 定しています。つまり「回転している」という概念は「外から眺めなくとも」 宇宙それ自身で定義可能で、おそらく現実の観測された宇宙とは矛盾すると思 われるのですが、その解釈を採用すれば、回転にそった「移動」として絶対静 止は定義可能なように思われます。ちなみに回転に逆らって逆方向に移動する と、過去への時間旅行ができるそうな。←理論的な根拠が全然分かっていない のでうそだったらさらにごめんなさい(^^。
#ゲーデルはもちろん「ゲーデルの不完全性定理」のクルト・ゲーデルです。
#さすが20世紀を代表する天才数学者!!手広いです。
「かがみさん集合論が好きだし、ねたにもなりそうなので」と会社の同僚の N さんがくれた本の題名は「能代清著・極限論と集合論」。1944年に第1刷が発 行されたもので、N さんが購入されたのは第11刷で 1960年発行のものなので す。ちなみにお値段は 180円(^^。さすがに戦争中の本ということで、平仮名 とカタカナの使い方が今とは逆になっています。
右の写真をおっきくして見ると、左上に「実数の濃度は可算ではない」証明ら しきものが書いてあることが分かりますが、それより面白いのは、やっぱり 「べるんしゅたいんノ定理(*)」ですね(^^。全部カタカナで書いてあるとそんな に違和感はないと思うのですが、外国の人の名前が平仮名というのはなかなか 面白いです。実数の色々な部分集合の性質をモチーフに、一般集合論の概念を 丁重に記述して内容のようです。そういえばこの時代にはまだ「連続体仮説」 のZFCからの独立性は未解決であったわけで、実際に「未解決である」との記 述があります(1963年に独立性が証明された)。
とても貴重な本を頂き、ほんとにありがとうございます(^^。
(*)[ベルンシュタインの定理]
集合 X から Y への一対一の写像と Y から X への一対一の写像が存在すると
き、X から Y への一対一かつ上への写像が存在する。
とある情報によりますと、Tiger の隠し機能で Quarts 2D Extreme を有効に
する手段があるそうです。この機能を有効にすると、GPU の Direct X9 サポー
トによっては 2D 画像の書き込みの一部をグラフィックチップに依頼すること
が可能になり、体感速度が向上する場合があるそうな。ただしおうちの一世代
古い PowerBook の GPU がサポートしているかはよく分かりません。
というわけで調べてみたのですが、
りんご→このMacについて→詳しい情報なるパスで調査可能(システムプロファイルと言うそうな)だそうで、実際にやっ てみると、使っている GPU はGeForce FX Go5200 なるもので、うまいこと対応 可能なようです。隠し機能の使い方は、
# defaults write /Library/Preferences/com.apple.windowserver \なるコマンドを実行してリブートすれば良いそうで、実際に行ったところ、ス ナップショットのごとくちゃんと機能が有効になったようです。
Quartz2DExtremeEnabled -boolean YES
#もし速くなっててもあっという間に慣れてしまうしね(^^。
二三日前からとある日記系サーバーがおうちからアクセス不能になっていたの です。まあこういうサーバーは予告無くアクセス不能になる場合が良くあるの で、今回もそうかな〜、と思っていたのですが、それにしてはだめな期間が長 過ぎます。
うーむ、昨日からアンテナもどきを作ろうとして、変なユーザーエージェント で何回もアクセスしたから出入り禁止になったか、と思って色々調べてみたの ですが、どうも名前解決の段階で失敗していると思われるのです。ということ は出入り禁止ではなさそうなのですが、不思議なことには、レンタルサーバー の方で名前解決を行うとうまくゆくのです(^^。
そういえば最近他のページを見に行く場合も、なんか一回目がやけに遅くなっ た様な気がします。そこで、試しにおうちのサーバー(FreeBSD/R30)の named を再起動したら、すべてがうまくゆく様になりました。うーん、良く分からな いのですが、named ってあんまり長時間起動し続けると不調になる場合がある のかな。今後は一週間に一度くらい再起動した方が良いのかも知れません。
5月いっぱいで うたたさん のアンテナの公開が中止されるというアナウンスがされていましたが、本日本 当に公開中止されたようです。色々とご苦労が多かったと推測されるのですが、 とても便利に使わせて頂いていましたので、ちょっと残念なことは事実です。 先月中に良く遊びに行くところに関しては全部ブックマークに保存しました ので、当面こちらで運用することになりそうです。
ただし存外数が多くなってしまったので、全部手作業で更新チェックを行うの は難しいかも知れません。もしかすると自前のアンテナを作成する必要がある かな。個人的には無料のサービスのアンテナを自分で管理するのは余り好まな いので(今まで便利に使わせてもらったのに失礼)、自作ということになります が、定期的に w3m で取ってきて、上や下の方の広告等を head やtail コマン ドで削除し、diff に渡せばなんとかなるかな。でも、最近とみにずぼら化し ているので、作る気力が湧くかどうか微妙なところですが...。
どうも長年お世話になりました(^^。
おすすめしても誰ものってこないとは思うのですが(^^。でもホントに集合論っ て、いろんな数学の中で「楽しむ」という観点からは、一番適した分野かな〜 と思うのです。実際、近代以降の代数学や幾何学・解析学等の分野は必要な予 備知識が多すぎて、いい年した素人が空いた時間に趣味で勉強して、表面的に でも20 世紀以降の偉大な成果を理解することはとても難しいと思うのです。
もちろん私がこの一年半くらいで勉強した集合論の内容などは初歩の初歩、そ のまた初歩ですし、さらに今のところ、肝心な実数の細かい性質(解析学もっ とまじめに勉強しとけば良かった...)とか、分割の性質等、面倒そうな部分を すっとばしているのも事実なのですが、それでも少しは集合論という学問の方 向性というものが見えてきた様な気がするし、色々な定理の証明というか意味 を理解した瞬間がなんともうれいしいのですよ!!。理論の性質上「逆理的」 な結果に驚くことも多いしね。
集合論におけるゲーデルの業績とか Cohen の forcing というのは、確かに天 才的な発想と、言語や論理それから計算に対する卓越した洞察力がなければ絶 対に達成不可能な偉業なのですが、個人的な感想としては、他の数学の分野の 偉大な業績に比べれば「理解して楽しむための技術的な困難さ」は少なくてす む様な気がします。要するに予備知識が余りいらない場合もあるのです。実際 には書きなぐったノートの山が出来ている(しかも他人が見たら意味不明な図 がたくさん書いてあったりする)のですが、感覚的にはアイディアや証明を読 み物として楽しめるというイメージです。誤解が無いように書いておきますが、 集合論が簡単であるとか、技術的な難しさが他の分野ほどではないなどという ことではありません。ただ楽しめる(しかもとんでもなく楽しい!!)分野まで 到達するのに、他の分野に比してやや困難が少ないと思われるということです。
建前としては集合論の勉強を始めるには、高校程度の数学の知識があれば十分 なのですが、一応知っていると楽出来る概念としては、
あたりでしょうか。やっぱり大学一二年程度の数学の基本的な知識は必要かな。 というわけで、素人が好き勝手なことを書きましたが、ホントに面白いんです よ!!集合論って。お薦めです(^^。
#大学一二年なんて書いたくせに、最近モカちゃん(小学校6年生)に
#数の計算の速度や正確さでで負けてるのは絶対に内緒なのでした(^^。
[集合論雑記目次]
案の定forcingの意味が全然分かってなかったようで、連続体仮説の独立性の 証明を読んでて、元の半順序集合のc.c.c条件が基数の絶対性を導く部分にお ける次の証明が直感的に分かんなくって半日くらいはまりました。
を集合論の推移的なモデルとして、 を最大元 を持ち c.c.c(countable chain condition)を満たす半順序集合、 を 上 -generic とする。ここで で
で is a function from to が成立していることとする。このとき
が存在して が成立し、さらに が成立する。証明は「理解してしまえば」簡単で、 の名称を として を
is a function from toが成立するようにとり
とすれば良いのですが、どうしてこんなことしなけりゃいけないのか全然分か らなかったのですよ(汗)。つまり が成立するので として何が悪いのか悩みに悩んだのです(恥)。ということは、なんとか分かってから ( の値は では確定しない。というより に関連することを名称経由でなく で言及してはいけない)考えると、やっぱりforcingについて全然理解して ないことが明白になったわけで、 「大体分かった」というのは全然分かっていないという「理論」 を自ら実証したのでした。いずれにしても、まだ色々手抜きや勘違いしてる可 能性もあるのですが、今は「連続体仮説のZFからの独立性」を理解した気分に なっていまして、集合論の勉強を始めた一つの目標を達成した訳で、個人的に はとってもうれしかったりします(^^。(*) \check が mimeTeX で使えない様なので \tilde で代用
2005年5月
2005年7月
更新履歴と日記の先頭に戻る
日記の目次
集合論雑記目次
はてなリング 数学の輪
トップページに戻る
谷山浩子さんのページ