02/25 aiueo  01/01 かがみ  01/01 ゼルプスト殿下  01/01 かがみ  01/01 ゼルプスト殿下  05/10 かがみ   

2012年3月31日(土)

• 入院記録

  私の入院記録なんて全く面白くない記事なのですが、自分の記録として残した方が良いと思われるので記憶 に残っている分を記載します。

  前回の記録はこちら (2010年5月)

  2012年1月

  なんとなく歩くのが億劫になってきた。出社する日は通勤で8Km歩きますが休日に歩くことが減ってきた。

  2012年2月中旬

  府中本町駅から会社まで1.2Km位の距離なのですが、歩いているときに胸の中央が痛くなった。鞄が重く て胸骨に負担がかかりすぎたせいかなと思ったが、痛みの種類としては 前回 と類似していた。もちろん微痛であり前回の死を予感させる苦しみとは比較になりません。

  2012年3月初旬

  通勤で自宅から藤沢駅まで2.5Km程度、府中本町駅から会社まで1.2Km程度歩くのですが、自宅から藤沢 駅の経路でも痛みと息切れが発生するようになった。時速6Kmで5分歩くと必ず症状が出るようになった。帰 宅時は朝ほどの症状は出ない。症状と言ってもこの状態が永久に継続する保証があるならば我慢出来る範囲 でした。

  2012年3月中旬

  上記症状をネットで調べると典型的な狭心症の症状とのこと。この二年間細心の注意を払って健康状態 に留意したつもりなのでかなりがっかりする。もしかして別の原因による痛みだと良いなと無理な願望もあっ た。

  2012年3月19日(月)

  実は二ヶ月程度前から「もう大丈夫であろう」病院に通っていなかった。薬もアスピリンは市販のものを 割って飲んでいたが抗コレステロール剤は飲んでいなかった。 今まで通っていた病院は嫌い なので別の病院に行きました (一つ前の日記) 安静時の心電図の検査は問題なし。血液の内容も良好でした。 しかし症状は良くないため24時間心電図計測器を装着することになりました。あいにく他の人に貸し出し中で在庫 がないため21日にもう一度通院して装着することになりました。

  2012年3月21日(水)

  24時間心電図計測器装着。8ch のロガー (おそらく各チャネルの性能は 16bit x 100Hz 程度) で記録媒 体は SD カード。単3電池一本で24時間動作するなかなかの優れものです。

  2012年3月22日(木)

  24時間心電図計測器装着状態で一日仕事。会社への通勤で8Km位の歩行。胸がかなり痛むようになってき ている。

  2012年3月23日(金)

  通院して心電図を見てもらう。運動時に狭心症の症状が発生している (ST 波の形状) かなりへこむ。大 きい病院 (湘南鎌倉総合病院) への紹介状を書いてもらうことになった。大病院に行く前にいくつかやりた いことがあったので「一週間待ってください」と無理にお願いして了承を得る。その日の夕方、胸にかなり 強い不快感と不安感を感じる。さすがにまずそうなので「紹介状をお願いします」と連絡。翌日の土曜日 (診察している) に出してくれて、受け入れ側も土曜日で大丈夫ということでした。

  2012年3月24日(土)

  湘南鎌倉総合病院に行く。

  負荷状態での心電図を取る (箱を5分間位上り下りする)

  診察の結果極力早く入院した方が良い。26日の月曜日を勧められたが病院と娘の予備校の資金繰りをし なくてはいけなかったので28日の水曜日に入院することに決定した。その後入院準備のために三時間程色々 な検査を行った。

  2012年3月25日(日) 〜 2012年3月27日(火)

  銀行に行きなんとか資金繰り (病院と娘) の目処を立てる。月曜日の晩は胸部に強い不安感と不快感が あり救急車を呼ぼうかなと一瞬思ったが面倒そうなのでやめた (またかよ) かなり時間的な限界感が強まっ てきた。

  27日(火) は比較的平穏に過ぎた。というか平穏になるようにおとなしくしていた。それでも不安感は強 かった。「明日入院出来る」状態だったので耐えることが出来た。

  2012年3月28日(水)

  入院一日目。入院予定は一泊二日。 手順としてはまず検査のために右手の肘の内側 (普通血を抜く場所) からカテーテルを入 れて冠状動脈の画像診断を行い、その結果により後日どのような治療をするかを決定するそうな。心臓カテー テル診断や治療の良いところは最初の麻酔注射がちょっと痛いだけでその他は全く苦痛がないことです。

  15時頃処置室に入りカテーテルを入れる。診断の結果「限界に近い (もう少しで心筋梗塞)」狭心症。部 位は左冠動脈回旋枝 (ちなみに前回心筋梗塞になった部位は「左前下行枝」) その場で入院を継続して翌日 15時よりカテーテルによる風船とステント治療を行うことに決定。順調に行けば31日に退院出来るそうな。

  実は「この状態で一度退院なんて不安で仕方がない」と思っていたので、緊急を要するのは困ることは 困るのですが、正直「明日治るなら助かった」と思った。実際冠状動脈に対するステント挿入治療はその場 ではまず失敗することはあり得ず、さらに検査と同様ほとんど苦痛がないのです。とにかくぎりぎり間に合っ て良かったです。一週間遅らせていたら救急車騒ぎとなり運が悪ければ後遺症が残ったり死んだりしたかも 知れません。

  2012年3月29日(木)

  15時頃担当の医師が説明に来る。なんとその場で「どのステントを使いましょうか」と言われる。狭心 症のステント治療の場合、装着後再狭窄を起こす場合があります。そのためステントに再狭窄を防ぐ薬剤を 塗った「薬剤溶出性ステント」と単なる金属のステントがあります。「薬剤溶出性ステント」の方が一年以 内の再狭窄の確率は低いのですが、半年か一年以上経過すると薬剤を塗っていない方が副作用が少ないので す。「薬剤溶出性ステント」の「薬剤」は抗がん剤類似で近傍の血管の細胞増殖を抑制して再狭窄を防ぐ機 構だからです。

  医師のお勧めは「薬剤溶出性ステント」の方でした。 前回 は薬剤を塗っていないステントを使ったので それでも良いかなと思いましたが、医師の勧めに従うことにしました。

  ところがまだその後があって、こんどは「治験に参加して頂けないでしょうか」とまたまたぎりぎりの 判断をせまってきます。治験の場合、未認可ではあるが新しくまず間違いなく以前より良くなっているステ ント、もしくは認可済で実績がある旧来のステントのいずれかが装着されます。どちらのステントを使うか は直前になりコンピューターが決定します。盲験試験のため本人にはどちらのステントを入れたは知らされ ません。後で読むとかなり長い書類なのですが「まあ大丈夫であろう」ということで概要の説明のみで了承 しました。いやまあそれにしてももう少し早く言ってくれれば良いのに。こちらの病状が急だったのと、朝 のミーティングで病状が治験に適していると決定したそうなので仕方がないのかも知れません。

  治療を行う。手首からカテーテルを挿入し一時間程度で終了。 前回 と違いバルーン処置ならびにステント挿入時の血流断による痛みは全くなかった。「鏡さん。終わりました。 成功です」あれもうおしまい？ はてさてどちらのステントが入っているやら。

  20時に治療後3時間が経過したので歩く許可が出る。ただし左手には点滴。右手の手首には止血バンドと いう非常に不便な状況です。

  23時に点滴終了。左手は自由になる。予定では右手の止血バンドも取れるはずでしたが、血小板抑制剤 を飲んでいるため、予想通りまだ出血が止りません。右手の止血バンドは翌朝取ることに決定。

  夜中胸の不安感がかなり強かった。「本当に治っているのかな」とさらに不安になった。ただし医師の 話によると、一日程度は違和感が残るということなので看護師さんに話しても「大丈夫です」とのことでし た。

  2012年3月30日(金)

  朝右手の止血バンドが取れる。完全に自由の身となる。心臓近辺にやや違和感が残っているがたいした ことはなく一日のんびり過ごす。

  2012年3月31日(土)

  心臓近辺の違和感は完全に消失。朝10時30分頃退院。

  本当に健康状態には留意したつもりですが病気なので仕方ありません。今後も十分注意してさらなる再発を 防ぐか遅らせるしかありません。実は先週狭心症の診断後「焼けになって』食べたいだけ食べています。も ちろん運動は出来ない状態でした。なので病院ではやや血糖値が上がっていました。まずこれを元に戻さな ければ。せっかく助かったのですからまだまだ数学のことを知りたいです。がんばります！

  コメント

  _miya [とても大変でしたね。まだまだ気をつけていかないとならないでしょうが、まずは退院で...]

  _かがみ [ありがとうございます。なんとか復帰出来ました。今後も色々注意する必要はありますが...]

• 病院に行ってきました

  最近病院に行くのをさぼっていました。検査の内容について質問したら答えられなくて、さらに「調べてお きます」で全然問題ないはずなのに、「そんなことを考えるから心臓が壊れるんだ」なんていうところには 行きたくなくなったのです。

  ところが一ヶ月ほど前から早足で歩くとちょっと胸骨の辺りが痛むようになりました。最初は気にならなかっ たのですが、だんだん頻度が増してきて特に午前中の出勤時間 (合計4Km程歩く) はほぼ例外なく痛むように なってきました。痛み自体たいしたことなく、この程度ならば実害はないのですが、また以前のように救急 車モードになると困ります。

  といいますか 前回のステント装着 から五年くらいは持つと思っていたのですが、まだ二年経過していないのがなんとも困ったものです。今ま で通っていたところに行く気はしない (調子が悪いなんて言ったら「そんなこと考えているから。私が言っ た通りだ。はっはっはっ」 と喜ばれてしまいます) ので、一昨日別の病院に行きました。心電図等の所見で すぐに危険な状態になる可能性は低いということです。一安心です。一昨日は血液検査をして当面効きそう な薬を出してもらいました。その時24時間心電図測定装置なるものを装着するはずだったのですが、貸し出 し中で在庫がないということで本日装着に言ってきました。現在装着中です。

  一昨日の血液検査の結果も教えてもらいましたが、通院していなかった割には全く問題ありません (LDL が やや高いかな) あらま。血糖値や LDL コレステロールが高くなり冠状動脈に悪さをしたと思っていましたが、 関係ないようです。最近調子に乗って「普通に」食べていたのですが血糖値に問題がなかったのはうれしい です。とはいえ血液の成分に全く問題がないのに狭心症的な症状が出るのは不思議。というか防ぎようがな いです。

  明後日24時間心電図の結果を持っていき状況を教えてもらえると思います。どうなることやら。

  項目	数値	備考
  グルコース	107	いわゆる血糖値 (空腹時)
  HbA1c	5.6	5.8以下が正常とされる
  HDLコレステロール	74	いわゆる善玉コレステロール (30以上)
  LDLコレステロール	95	いわゆる悪玉コレステロール (100以下)

  コメント

  _かがみ [(3月23日) 狭心症だそうです。色々やることがあるので一段落したら入院します。...]

2012年2月   2012年4月   更新履歴と日記の先頭に戻る   日記の目次 
集合論雑記目次
はてなリング 数学の輪
トップページに戻る   谷山浩子さんのページ